生駒郡斑鳩町ーーなんて読む?歴史的遺産の町 Ikaruga
目次ーーIndex
法隆寺ーーTemple
別名=斑鳩寺
奈良の世界遺産で1番行きたかった場所です。
法隆寺観光自動車駐車場は公営のため料金
は良心的で¥500でこちらをおすすめします。
ーー18時までなので夜間は利用できません
参道へは道一本で行けます。
参拝だけでなく参道の茶屋や食事のために車を
置いてもいいかもしれません。
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日本最古どころか世界最古の木造建造物
670年、落雷による全焼を乗り越え1,300年の間
守られてきました。
火災にも見舞われず、気象災害による劣化、戦災
を免れてきたことは奇跡というしかほかにありま
せん。
◆Pick up◆
・聖徳宗の総本山
・7世紀に創建、聖徳太子ゆかりの寺院
・1993年「法隆寺地域の仏教建造物」として日本で初めてユネスコの世界遺産
(文化遺産)に登録
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00084.jpg)
松の並木道、法隆寺までの道程を気分高めて
くれます。道の左右にあるお店の誘惑に負け
ないように進んでいきます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC01879.jpg)
見えてきました。入母屋造の一重門「南大門(国宝)」
ここらへんで気分は最高潮。中に早く入りたい衝動
を抑え、周辺を散策します。
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一時期、ポケモンGOで法隆寺にレアなポケモンや
ミニリュウが大量発生の噂が広まり、立ち入り禁止
区域への侵入などのトラブルを防ぐため、使用禁止
を決めたといいます。
ーー法隆寺七不思議に数えてもいいかもしれません
ね(笑)
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南大門をくぐるとまず正面に「中門(国宝)」
が見えます。
残念ながら保存修理工事で平成27年6月~平成30年
12月の予定工事期間です。
今年の12月なので初詣にはちょうど見ることが
できます。
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中門から向かって左手の方向、西院伽藍の西側。
鎌倉時代に建立された「三経院(国宝)」
聖霊院と対称的な位置にあるので風水的な意味が
あるのかもしれません。
阿弥陀如来坐像持国天・多聞天立像(重用文化財)
を安置しています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00014.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00015.jpg)
さらに奥へと進むとーー
夢殿と同じ八角形の「西円堂(国宝)」
観光客の来訪が少なく、落ち着いて拝観できる場所
です。
奈良時代の乾漆像。本尊台座周囲には小ぶりな十二
神将立像、千手観音立像が安置されています。
ーー全て重要文化財です
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00016.jpg)
ここからも五重塔が望めます。
少し木が邪魔ですが、これからゼロ距離まで接近
するので今はこれくらいでちょうどよいです。
以上紹介した場所は拝観料無料で訪れることが
出来ます。
しかしながら、これで満足する人はいないと思います。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00020.jpg)
さて、いよいよお待たせしました。
無料の場所も全部ひっくるめて法隆寺ですからね。
あますことなく見学しますよー!
入口で拝観料金¥1,500を払……えっ高くない!?
大阪城と東大寺見てもおつりがくるよ。
受付のお姉さんに西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍(夢殿)
の3か所がいっぺんに拝観可能と説明を受けて納得
しました。※秘宝展は別料金
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00035.jpg)
素晴らしいスリーショットだったのに~
修学旅行生は仕方ないとして、天候にも恵まれず
中門は工事中。
しかし、それを補ってあまりある五重塔(国宝)と
金堂(国宝)は素晴らしいです。
ー五重塔ー
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・木造五重塔として現存世界最古
・創建:607年(推古15年)
・初重から五重までの屋根の逓減率(大きさの
減少する率)が高く設計されていることが
大きな特色。
・「積み上げ構造」ーー各階ごとに木組みだけ
を独立して敢えて固定せずに組み立てたもの
を重ねて建てる建築方法。
ーー手抜き工事に思えるが、地震が発生しても
各部材がそれぞれ揺れて吸収し、簡単に
倒壊しないような大昔の工夫
実はこの「積み上げ構造」
現代の超有名な建造物に採用されています。
有名な話なので知ってると思いますが…
答えはーー総括にて
下から見上げると初層から最上層のバランスが
見事。西院伽藍、法隆寺のシンボルとしてまさ
に国の宝です。
ー金堂ー
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・現存する木造建築の中でも最古にあたる由緒ある仏堂。
・創建:607年(推古15年)
・正方形に近く、入母屋造の二重仏堂
堂内は中の間には釈迦如来、東の間には薬師如来
西の間には阿弥陀如来を本尊として安置されて
います。
綺麗な裳階に釣り合いのとれてる上層の屋根と下層
の屋根。落ち着いた雰囲気と所々の細かい部分に
当時の技術力が光ります。
ー大講堂ー
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入母屋造、本瓦葺きーー国宝
薬師三尊像(国宝)と四天王像が安置されています。
法隆寺の建物の中でも一番大きく、仏教の学問を
研鑽したり、法要を行う施設として建立されました。
南大門を入って法隆寺金堂・五重塔・中門、中門の
左右から伸びた回廊から大講堂に行き着くまでを
西院伽藍(さいいんがらん)と呼びますーー
ー聖霊院ー(しょうりょういん)
西院伽藍の東側に建つ、聖徳太子を祀る堂ーー国宝
朱印所になっているので混雑が予想されます。
聖徳太子の像が安置されていて太子の命日の
3月22日~24日、法隆寺最大の行事である
お会式で御開帳されます。
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聖霊院の正面に鏡池。
ここで一休みした正岡子規が詠んだのが
「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
法隆寺秘宝展
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00050.jpg)
秘法展への通路です。途中には休憩スペース
もあります。
涼みがてら一服しましょう。法隆寺はまだまだ
見所があります。ベストコンディションで望み
たいですねーー
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00049.jpg)
通常は拝観できない秘宝の数々の一部が期間限定
で特別に公開されていました。
大量の銅剣が展示されていました。ドラクエの最初
の武器ともいえる「どうのつるぎ」100G~300G
で買える物が丁重に厳重に保管されていると思うと
少し面白いです。
法隆寺のお宝全てがこの秘宝展に集合しているのか
と思ったら展示スペースに限りがあるのでまだ公開
されずに保管されているそうです。
ーー生きてる間に全てを見ることは可能なので
しょうか
ー東大門ー
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00052.jpg)
西院から東院へ向かう門です。
西院伽藍 ⇨ 東院伽藍
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00070.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00060.jpg)
東院伽藍のメイン「夢殿(国宝)]
聖徳太子の等身像とされる救世観音像、聖観音菩薩
像、乾漆の行信僧都像も中に安置されています。
格子の隙間から覗き見ることはできますが、暗くて
見づらいです。目を凝らしてると拝観者が次から
次へと来るので前へ進みます。
ー絵殿・舎利殿ー
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00063-3c3ce.jpg)
画像中央部分より左側が絵殿、右側が舎利殿。
絵殿ーー江戸時代に描かれた聖徳太子の事績を
描いた障子絵が収められています。
舎利殿には聖徳太子が幼いころ東に向って合掌した
際、手の中から現れたという舎利(釈迦の遺骨)
を安置しています。
共に重要文化財に指定されています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00068-7ca0d.jpg)
敷地内には「中宮寺」もあったのですが外から眺め
て終了です。本堂は1968年(昭和43年)に建立され
たもので時代が一気に飛びます。
ゆっくり見学してたので参拝時間を過ぎていました。
いつの間にか修学旅行生が一人もいません。ーーどんだけ集中してたんだ(汗)
これだけ法隆寺で聖徳太子がフィーチャーされてると実在を疑ってた
私も信じたくなってきます。
これからどんどんと新しい情報が開示され、事実が
明るみになるのが楽しみです。
もしかしたら教科書から消される日がくるかも
しれないですねーー
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00081.jpg)
柿ソフトクリーム
滑り込みセーフ!閉店間際、おかあさんに頼んで作ってもらいました。
滑り込みセーフ!閉店間際、おかあさんに頼んで作ってもらいました。
リクエストは五重塔より大きくーー
法隆寺に訪れたなら、やはり柿系の食べ物を食べた
いですね。広い法隆寺の中を歩き回っていたので
さっぱりとした柿とミルクが疲れた体をやさしく
癒してくれます。つぶつぶに柿の果肉を練りこんで
いるので美味しさを引き出してます。
藤ノ木古墳ーーHistoric
法隆寺から西に400mという近い位置にあります。
駐車場が見つからなかったので公園脇に内緒で
停めました(汗)
◆Pick up◆
・南北方向に開校する両袖式の横穴式石室
径約:50m 高さ:約9m 6世紀後半の円墳
・全長:13.95m 玄室長:5.67m
玄室奥壁幅:2.43m 玄室最大高さ:4.41m
・1985年発掘調査が開始され世界でも類例の無い装飾性豊かな遺物や数々の国宝が
出土した
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00093.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00092.jpg)
内部は窓ガラスを通して覗くことが出来ます。
古代好きにはたまりません。
成人男性2人が合葬されていましたが埋葬者は現在
でも不明です。意味深ですねーー
冗談です。
蘇我馬子に暗殺された穴穂部皇子(あなほべのみこ)や
宣化天皇の皇子とされる宅部皇子(やかべのみこ)
崇峻天皇といった人物の可能性が高いみたいです。
時期により一定期間石室内部を公開していること
もあります。より詳しく学びたいなら斑鳩文化財
センターへ訪れてみてください。
竜田揚げ食べ歩きーーGourmet
斑鳩(いかるが)は竜田揚げ発祥の地です。
竜田揚げ上げ↑プロジェクトを立ち上げ、町おこし
活動をしています。
「竜田揚げ」の名は斑鳩を流れる紅葉の名所竜田川に由来する。揚げた時に醤油の色が赤くなり、ところどころに片栗粉が白く浮かぶ様子が紅葉が流れる竜田川に見立てられたところから、その名前がついたと言われる。
斑鳩名物竜田揚げ3つの定義
1.提供する商品名を「斑鳩名物竜田揚げ」とする。
2.提供する際、「竜田揚げ」には本物の紅葉の葉を添える。
3.提供する際、「竜田揚げ」の名前の由来を
お客様に対しご案内する。
レストラン若竹
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00106.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00099.jpg)
まずは一日目の夕飯。メニューが多くて迷います。
オムライスもクリームコロッケエビフライも魅力
的!全部頼みたい!
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00100.jpg)
だがしかし予定通り「竜田揚げ定食」を頼みます。
紅葉を模したニンジンが鮮やかです。醤油味でご飯
がどんどん進みます。ミンチカツも有名なので次の
機会があったら食べてみたいです。
店内禁煙なら文句無しなんですけどねえ…
TELL:0745-74-1848
営業時間:
11時00分~14時30分
17時00分~22時00分
定休日:水曜日
駐車場:有
クッパの店 一平ちゃん
お腹いっぱいだけど、クッパ専門店は初めてなので
寄ってみます。
お粥みたいな感じでさらっさらと入るでしょう。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00105.jpg)
「クッパ定食」¥650
見た目ほど辛くなく、コクというか、風味が強く
煮込み具合が申し分ないです。食べ方はおすすめ
されたご飯半分をカクテキ、韓国海苔で食べ
残りをクッパにダイブさせてかっこんで食べます。
マスターと奈良のお土産は何がいいのか相談しな
がら閉店まで居座りました。
TELL:0745-27-3901
営業時間:
11時00分~15時00分
17時00分~21時00分
定休日:日曜日
駐車場:有
パンカフェ あいておもい
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![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00110-940ec.jpg)
二日目スタート!ーー法隆寺より徒歩3分
開店した直後なのでお客は私一人です。
店内は和風モダンで充電器、wifiも完備されているの
で居心地が良いです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00113.jpg)
「竜田揚げバーガー」¥300
さすがパン屋のパンです。もっちりとしていて
揚げたての竜田揚げと相性抜群です。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00114.jpg)
入口すぐの土間スペースに良い匂いのパンが店頭に
所せましと陳列されています。
リノベーションした古民家にパン屋はベストマッチ
してます。
TELL:0745-75-9977
営業時間:
9時00分~16時00分
定休日:月・火曜日
駐車場:なし
いかるがアンテナショップ・FIVEPAGORA
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00122.jpg)
世界遺産の法隆寺の玄関口にあたる法隆寺駅の前に
あるアンテナショップ。斑鳩の小物からお土産まで
特産品が取り揃えられています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00125.jpg)
お店と入物の「5」に紅葉があしらっているのが
おしゃれです。¥300で学割で¥100引なので部活
帰りなど成長期の学生の買い食いにもってこい
です。
TELL:0745-43-8313
営業時間:
10時00分~19時00分
定休日:木曜
駐車場:無
cald’cucina(カルド・クッチーナ)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00131.jpg)
イタリア語で、caldo=温かい cucina=料理
にシェフの名前を合わせた名だそうです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00134.jpg)
「イタリアンな竜田揚げ」¥540
竜田揚げをイタリアンで楽しめます。イタリア料理
だけにピッツァも頼みたいところですけど…我慢
です。お腹的にも懐的にも赤信号です。
さすがに4軒目となるとマンネリ化すると思ったけど
さっぱりとしたトマトのジュレを竜田揚げにのせて
食べると一気にイタリアン料理に変身します。
TELL:080-5332-1617
営業時間:月~水・土・日・祝
11時00分~14時30分
18時00分~23時30分
金曜日
18時00分~23時00分
定休日:木曜
駐車場:周辺駐車場ご利用の際一部負担有
大和郡山ーー江戸から続く金魚養殖地 Yamatokoriyama
大和郡山ーーYamatokoriyama
アルバイトーーPart-Time Job
※画像はイメージです
海の近くの倉庫に4人で短時間の入荷のバイトです。
大型トラックに積んである15㎏くらいの商品を手で
パレットに載せ、フォークリフトで倉庫に運ぶ
という内容。中はひんやりしていて汗を掻きながら
作業をしている身としては気持ちよくありがたいです。
運んでも運んでも終わりが見えないので普段何気
なく見ているトラックはこんなにも長いのかと思い
ます。やっと終わりが見えてくると、全員奮起します。
ラストスパートです。
予定よりオーバーしてしまったけど無事に運び終えました。
バイト代は手渡しです。
今夜も美味しいものでも食べに行きますか!!
総括ーーSummary
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/06/DSC00059.jpg)
法隆寺には七不思議というものがあります。そんな
不思議こそ大好物なのに調べが足りなかったなー
と猛反省。
調べるにはさらに時間が必要になるので早朝に
出向かないといけませんーー
「東京スカイツリー」を含めた「世界の高層建造物」
にこの法隆寺を元とした建築方法が採用されて
います。昔の建築方法が現代に受け継がれ、最先端
技術によって蘇ることは日本人の底力を感じさせま
す。
「ちはやふる 神代もきかず竜田川
からくれないに水くくるとは」ーー在原 業平
有名な和歌も斑鳩町を流れる竜田川が読まれて
います。竜田揚げは店舗ごとに味付け、盛り方
など特色があり、全てを周るには数日必要です。
古墳は小高い山で遠くから見るイメージだったん
ですけど藤ノ木古墳は入口もあり、中も見れる
ので考古学的にも教材的にも価値が高いです。
できれば他の古墳の中も見てみたいものですーー
次回ーー奈良の中心地に戻り、古都巡り