【湯布院】in大分14ーー田園の景観を残す風情ある温泉郷の町並みを夕暮れ散歩

大分ーーOita
由布ーー今も変わらぬ湯布院 Yufu

湯の坪街道ーーhighway

由布は大分県のほぼ中心に位置する湯布院温泉卿
や景観まちづくりを目指した湯の坪街道が有名
な観光地です。
 
「ゆふいん」の漢字表記には、湯布院由布院があります。
観光サイトや観光ガイドには「湯布院温泉」と書かれていたり
また、由布院温泉の住所は由布市湯布院町と混同されがちです。
ーー結論、どちらも正しい
 
ーー大分市のベッドタウンでもあります
耶馬渓からノンストップで山越え運転してきたから
夕方には到着できましたが、ほとんどのお店が
閉店時間ギリギリだったため雰囲気だけ楽しんできました。
ーーその分人がいないから落ち着いて見学できました
 
駐車場は観光地なのに意外と安く入庫後24時間400円。
金鱗湖の近くにあり、湯の坪街道からもアクセスが
良く歩いてすぐです。
 

夕暮れ時は風情あるまちなみが一層煌めくように
感じます。といっても目的も考えてなかったため
食べ歩きといってみます。
 
シックな黒色の外壁の建物ーー湯布院昭和館
やはり人の集まる観光地には昭和懐かしい博物館が
つきものです。
 
昭和は日本が飛躍的な発展を遂げ、高度成長期を迎え
た時代です。あの頃の雰囲気に浸りたい人にオススメです。
ーー2階は山下清原画展になっています
 
こちらも観光地ならおなじみ。ガラスとオルゴールのお店。
数々のガラス製品がまるで美術館のように飾ってあり
買わなくても見るだけで楽しめます。
 
グルメや雑貨などお土産屋が集まっているーー湯の坪横丁
お店はたくさんありますが、閉店時間が早いため
訪れる際には注意が必要です。
 
道が狭く日本的な町並みに江戸時代の露店を思わせます。
日中は人通りが多すぎて肩と肩がぶつかります。
 
由布院 花麹菊家
雑誌やテレビで頻繁に紹介されるーーぷりんどら
の名物のお店。
 
抹茶、あまおう味のほか、たくさんの商品が飾られていて
どれを買おうか迷ってしまいます。
 
甘すぎないプリン(洋)+ふんわりどら焼き(和)の組合せは
甘いもの好きにはたまりません。
日持ちはしないので当日中に渡すお土産に最適です。
 
全国コロッケコンクールで金賞受賞を全面的に押し出す
湯布院金賞コロッケ。
人気店らしくいつも行列ができています。
 
少し油のギトギト感は気になりましたが黒コショウが効いてて
食べ歩きにはちょうど良いです。
 
古今東西から集められたネコグッズが満載のファンシー
ショップ猫屋敷。
 
2階には本物の猫と触れ合える癒しの空間があります。
ちなみにーー猫屋敷という苗字があるそうです
 
当然、猫ときたら犬屋敷も真ん前にあります。
イヌの置物や小物など犬好きは興奮しっぱなしです。
 
湯布院フローラルヴィレッジ
イギリスで最も美しい村といわれるコッツウォルズ地方
の街並みを再現したイングリッシュガーデンです。
 
ジブリやディズニーグッズ、フクロウの森など
こじんまりとしたお店が連なるテーマパークです。
ーーここは明るいうちに行きたかった~
 
コッツウォルズ地方はかわいいおとぎの国として
ハリーポッターのホグワーツの内部などロケ地に
利用されました。
 
金鱗湖
駐車場に戻る途中に一周しました。
湖底には温泉と清水が湧き、温度の異なる水が交わる湖です。
ーー周囲約400m
 
冬でも水温が高く、魚の鱗が夕日に映えて水面が
金色に輝いているように見えたことが金鱗湖の由来です。
 
街灯が少なく、足元が見えにくいですが、夜の散歩は
人が少なくて気持ちが良いです。
さらに、冬の冷え込みの強い時期の早朝には煙が立ち上る
景色が幻想的に見られるそうです。
 
下ん湯
金鱗湖を眺めながら入浴できる茅葺屋根の公衆浴場。
¥200とリーズナブルで地元住民がよく訪れます。
混浴ですが…
 
入り口にある入浴料入れにお金を払い、浴場と脱衣場が一緒に
なっている棚に服や荷物を置いて、湯加減は自分で調整します。
 
最初は貸し切り状態で金鱗湖を独り占めでしたが、地元の人が
続々と入ってきて世間話に花を咲かせていました(笑)
遮るものもなく外から見られるため、女性には勇気が必要
です。

総括ーーSummary

湯布院は人気観光地ランキングに上位ランクイン
しているにもかかわらず、温泉地としては
歴史が浅く、近年になって話題になりました。
 
元々、由布院温泉は小さな旅館が数軒建つだけの
小さな温泉街でした。戦後の高度成長に伴い、各地で
都市開発が施行する中、町をあげて温泉地の歓楽街化を拒んできました。
 
その後、ゴルフ場計画やサファリパーク計画をことごとく
阻止し、次第に地域づくりへと方針を変えていきました。
メディアやマスコミによってまちづくり運動が取り上げられ
昔ながらの自然や環境を残しつつ田園的な温泉郷としての
地位を確立させました。
 
(次回)地獄から湧き出した泥湯で泥パック
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