【昭和の町】in大分9ーー町全体が昭和ノスタルジーな世界観を体験できる商店街ー前編

大分ーーOita
豊後高田ーー住みたい田舎8年連続ベスト3 Bungotakada
昭和の町は江戸時代から昭和30年代にかけて
国東半島で最も栄えた町でしたが、高度経済
成長に伴い時代の波に取り残されていきました。
 
それを見て、商店街に活気のあった昭和30年代
を蘇らせようと平成13年にプロジェクトが立ち
上がり、今では懐かしい商店街として全国から
観光客が訪れる観光地になりました。
 
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のような夕焼け
の似合うどこか懐かしい匂いの町並みは散策
する人をタイムスリップに誘ってくれます。
ーー私は昭和生まれではありませんがね(笑)
 
駐車場は「昭和の町」に近い24時間300円
こちら。
商店街から近く、駄菓子屋の夢博物館の隣と
いう好立地。
 
中央通りには昭和レトロな建物が並んでいて
歩いているだけで楽しいです。
 
総延長550mの通りには郵便ポストや看板など
昭和を演出する小道具なんかも散りばめられ
ていて新しい発見が見つかります。
 
龍のタカラバコ
中央通りに入る手前にあるユニークなお店の
名前。射的や昭和ライダーやロボコンなど
懐かしいおもちゃが出迎えてくれます。
 
お店の奥には角打ちと呼ばれる酒屋の店頭で
呑める酒場コーナーで一杯できます。
 
お店に入ってすぐにある千本クジは箱の上の紐
を引いて当たった景品をゲット。
 
ダンボールで簡単に作れるのでクリスマスや
パーティーでプレゼント交換に使用したら
盛り上がること間違いなし!
 
昭和の町展示館
1933年(昭和8)建設の旧大分合同銀行社屋。
入館料無料

昭和30年代の日用品や家電、映画のポスター
などがショーケースに展示されています。
ーー登録有形文化財
 
レトロな服に着替えて昭和の町を散策すれば
あなたもこの町の住人です。裏には昭和の
路地裏迷路が新たな観光スポットとして作ら
れ、迷路とクイズなど仕掛けがたくさんです。
 
えほん 月波や
映画で敦也(山田涼介)が全力で駆けたシーンで
撮影された掛橋を渡り、玉津商店街へ向かうと
一層モダンな雰囲気になります。
 
本を置いて取って、みんなで小さな無料図書館
を作る魅力ある企画や昭和の町にぴったりな
「手づくりワイヤーネーム」は修学旅行生に大好評です!
 
ここの主人が各地を旅していた時の話や師匠な
る者に技を伝授されたこと、facebookを交換
してすっかり話し込んでしまいました。
ーー変わった人と仲良くなりやすい私(笑)
  類友かな…
 
玉津プラチナ通りはチョークで◯を描いてケン
ケンパなどゴム飛びなど外遊びしている子ども
はいませんが、トリックアートのようなストリ
ートアートが描かれています。
ーー全4種類あります
 
キャニオニングする七福神
 
ストリートの市松模様を活用したチェス盤
 
北野神社
祭神は学問の神様である菅原道真公。
こじんまりとしていて商店街に良い雰囲気の
神社です。
 
座り心地の良さそうなベンチが設置してあり
休憩処にもってこいです。
 
高田御役所(陣屋)の石段。
1196年(建久7)源頼朝から高田を与えられた
家臣の高田掃部助重定が高田城を築いたとき
の石段です。

隣の石垣は高田城の城壁で貴重な文化財となっています。

 
中央通商店街の方へ戻らずに宮町商店街へ足を
向けます。三角州のようなロータリーの近くに
映画館にしか見えない”昭和座 梦幻館”
 
ローマの休日のポスターが貼ってありますが
実際は万年筆などの筆記具、ガラス製品を販売しています。
 
豊後高田市は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地
でもあります。映画のメインセットがこの場所
に建っていました。

現在は取り壊されていますがナミヤ雑貨店は
近くに再現されています。

 
期間が終了しても看板が新しくなって中央通り
商店街にお店として存在しています。

こうこう屋

新町通り商店街にある、漬物屋。
試食が豊富で近くに立ち寄ると休んでいかない
かと声を掛けられます。
ーー古き良き時代みたいでいいですよね
 
中でも店先に実っていた”ポン菓子”は個人的ラン
キング上位に食い込むほど好きな駄菓子です。
 
オシャレな容器に入っていてここでしか手に入
りません。さらに従業員にジャンケンで勝利す
ると100円で買えます。

肉のかなおか

昭和のお宝まちかど博物館3号館。昭和26年
創業。

商店街と言ったら肉屋のコロッケ、コロッケ
と言ったら商店街と言うくらい関係性が深い
と勝手に思っています。
 
おやつにも総菜にもなるコロッケの食べ歩きは
そのシミュレーションを思い浮かべただけで涎
がこぼれてしまいます。
 
ソースをかけずにサクサクの衣を纏いし、中の
熱々でとろとろのジャガイモと和牛の旨味が口
いっぱいに広がります。
日本に生まれてよかったーーと思える瞬間です(喜)
 
何か足りないなーと思っていたらこの店の前を
通ったら答えが出ました。ーー駄菓子屋です
 
私が子供の頃、行きつけだった駄菓子屋は潰れ
てしまいましたが今でも駄菓子はよく買って
食べます。
ーー安価で腹持ちが良い駄菓子は旅には重宝
  します

総括ーーSummary

レトロも一周廻って独創性、斬新に感じてしま
います。バブルの頃の服装やメイク、ネタが
流行ったりと時代は巡り巡って歴史は繰り返すのだろうか。
 
過ぎ去った時代を懐かしむこと、故郷に哀愁を
感じたりすることをノスタルジック (nostalgic)
懐古的、古いものを好むことを
レトロ(retrospective)といいます。
 
両者に明確な違いはなく定義を付けることは
難しいことですがいずれにしろ過去に想いを
馳せるということに変わりなくどこか懐かし
い雰囲気を帯びてるこの語感そのものに
センチメンタルを感じてしまいます。
 
(次回)ナミヤ雑貨店の奇蹟聖地巡礼
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