【杵築城】in大分15ーー志保屋と酢屋の2つの坂の間に挟まれるランドマーク

大分ーーOita
杵築ーー谷間の町屋 Kitsuki

杵築城ーーCastle

城下駐車場に車を置いてさっそく今日一日を
スタートです!

◆Pick up◆

杵築城 別名:木付城、勝山城

築造年: 1394年(明徳5年)
築造主:木付頼直
構造:城郭ー 連郭式平山城
   天守ー独立式望楼型3層3階(模擬天守)

◯再建造物ー天守・復元櫓・門・石垣・堀
◯築城時“木付”と命名されていたが、“杵築”と記されて「杵築」と呼ばれる
島津の攻撃を耐え抜いたことから「勝山城」とも呼ばれる

 
駐車場から少し山を登った先にある小さい模擬
天守ですが、高い丘の上に建っているため見栄え
が良いです。

きものが似合う歴史的町並みーー杵築では
レンタルきもので、きもの体験で1日中散策でき
ます。

ーー杵築城は着物着用なら無料で入場可能

杵築城は戦国時代には大友氏と島津氏の戦いの
舞台となり城主木付鎮直が杵築城に籠城して
島津軍の猛攻を2か月間耐え抜きこれを退けました。

しかし、主君である大友義統が文禄の役での失態
により豊臣秀吉の逆鱗に触れ、改易されると
当主木付統直は自刃し木付氏も途絶えました。

城内は写真撮影OKですが、特に真新しいものは
ないので先に3階の展望台へ向かいます。

重要伝統的建造物保存地区である城下町を一望。
酢屋の坂と塩屋の坂が見れないのが残念です。

北は高山川、東は守江湾に位置する杵築城は硬固
な造りになっています。
訪れる人は少ないため、流れの穏やかな八坂川
から注がれる別府湾を眺めていました。

住所:大分県杵築市杵築16-1
TELL:0978-62-4532
営業時間:9時30分~17時00分(入城16時30)
定休日:なし
入浴料:大人¥400 小・中学生¥200 

関連サイト大分県杵築市観光協会公式ホームページ

杵築城下町ーーTown

 
日本唯一の”サンドイッチ型城下町
塩屋の坂と志保屋の坂に商人の町が挟まれている
形からそう呼ばれています。

坂を上から振り返るとまるで鏡写しのように反対
側にも坂が見えます。この光景に出会えるだけ
でも杵築に来てよかったと思わせてくれます。

南台武家屋敷と北台武家屋敷には今でも江戸時代
の風情を感じることができ、当たり前のように
武家屋敷や商人の町が現存していて杵築の歴史
を散策できます。

北台武家屋敷では余計な露店や装飾を飾ること
なく土塀に囲まれた武家屋敷が整列しています。

大原邸”は杵築藩の家老上席を勤めた家です。
大きな茅葺の屋根は堂々としていて重厚な玄関は
格式と歴史を感じさせます。

入場無料の”能見邸”能見さんから寄贈を受け
保存解体修理を実施しました。
建築様式などから幕末期のものと推測されています。

藩校の門”は1788年(天明8)に7代藩主親賢公が
設立した学習館の藩主御成門です。
現在も杵築小学校の門としてリサイクルされています。

磯矢昭三氏から寄贈を受け、磯矢邸と名づけられ
ました。
藩主の休憩所である御用屋敷の一部にありました
が廃止され、その後武家屋敷となりました。

志保屋(塩屋)の坂のこの通りは家老丁
と呼ばれ、藩の重臣たちの武家屋敷が並んでいました。
南台武家屋敷群には”中根邸”が唯一残っている屋敷です。

地元の子供たちの通学路になっているらしく
ランドセルを揺らし、喋りながら楽しそうに下校
していく様子が見られます。

私も子どもの頃の通学路だったら楽しいなーと
思いながら写真をパシャリ!
江戸時代の名残を残す町並みと志保屋の坂と酢屋
の坂はテレビドラマなどのロケ地として良く使われています。

住所:大分県別府市大字鉄輪159-2
TELL:0977-66-0527
営業時間:9時00分~1時00分
定休日:なし
入浴料:関連サイト参照

関連サイトhttps://www.hyotan-onsen.com/index.html

総括ーーSummary

当主木付統直が自刃してから海と断崖に囲まれた
杵築城はその後、1600年(慶長5)関ケ原の合戦の
論功行賞により細川忠興が豊後中津城主となりま
した。
ーー忠興が豊後国速見郡を与えられたのは九州に
  徳川方の武将を増やすという目論見があった
  ともいわれる

杵築城には家老の松井興長を城代として入城。 
ちなみに、1712年(正徳2)徳川6代将軍家宣の朱印
状に「木付」の文字が「杵築」と書き違えられて
いたため松平重休は幕府に伺いをたてた後
木付を杵築と表記することと相成りました。
ーー他にもこんな地名の書き違えが全国的にある
  ので探してみたらおもしろいかも
 
 
(次回)お客様をほったらかしな水族館
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