阿蘇ーー火の神が庇護する稔り豊かな地 Aso
目次ーーIndex
道の駅 阿蘇ーーStation
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阿蘇の特産品や地元の野菜や果物などが並び
品揃えが豊富なので阿蘇のお土産はここで買うこと
をオススメします。
阿蘇駅に隣接していて、阿蘇の火口からも近く交通
の便に不自由しません。
地元の人がつくったブランド牛である阿蘇あか牛
を使った弁当や赤牛丼など手軽に食べられます。
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店内はくまモングッズが充実していてくまモン好き
は必見です。
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最高ランク三ツ星を獲得した「阿蘇の牛乳」
飲むヨーグルトとW受賞。
飲み口はコクがあるのにさっぱりとして甘さと旨み
が強く、とても気に入りました。
毎朝宅配してもらって飲みたいほどです。
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「いきなり団子」は熊本ではもはや鉄板!
塩気のある皮とあんこのバランスが良く中の
サツマイモのおかげで腹持ちもいいのが嬉しいです。
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「馬まん」
道の駅阿蘇の限定商品。馬肉のしぐれ煮が入って
いてかなりボリュームがあります。
ふらりと立ち寄っても車中泊して翌日の観光に
備えたりと何かと観光の基点となる施設です。
住所: 熊本県阿蘇市黒川1440-1
TELL:0967-35-5077
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:年中無休
入場料:無料
阿蘇山ーーMountain
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阿蘇山の麓には栄養たっぷりの牧草地が広がり
あか牛と呼ばれる褐毛和種がのんびりと育てられています。
あか牛丼は阿蘇名物で表面だけ焼いたレア加減で
赤みが多くとてもヘルシーのためこれを目当てに
訪れる人もいるほどです。
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火口へはロープウェイ、有料の阿蘇山公園道路を
使うといった移動手段があります。
私は雄大な自然を楽しみながら火口に向かいたい
のでロープウェイ乗場に駐車して徒歩という選択
をしました。
ーー無料だし(喜)
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山々が連なる大自然が広がる圧巻な光景を見られる
のは徒歩の特権ですね。
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周りに岩山もないため、転がってきたわけではなく
噴火によってここまで飛ばされてきたことに驚きです。
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ー中岳第一火口ー
約20分散策路を歩いて世界で最も火山活動
が活発な火口のひとつの中岳第一火口に到着です。
阿蘇山は日本では2番目に大きい外輪山です。
南北25㎞、東西18㎞に及びます。
(1番は北海道の屈斜路湖)
面積380㎢の広大なカルデラ地形を形成し熊本の
シンボルとして太古から君臨しています。
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火山が噴火しても大丈夫なように周辺の建物は
すべて石造りです。
そのため、シェルターがモンゴルのゲルみたいに並んでいます。
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阿蘇火口の噴煙立ち昇るエメラルドグリーンの
湯だまりは、古より”神霊池”とされ阿蘇神のご神体
として祀られてきました。
鮮やかに輝いていてとても綺麗です。
美しさに誘われそうになりますが、火山活動により
水量や色が変化します。火口湖は約60度
phが1~0の強酸性。
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毎日1,000トン程度の二酸化硫黄などの有害な火山
ガスを放出しているため注意が必要です。
風向きが変わり、見学場所に硫黄独特の強烈な匂い
が鼻をツーンと刺激したため気分悪くなり離れました。
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阿蘇山公園道路は阿蘇山の噴火警戒レベルが1の間
のみ運行され、2以上になると見学不可になります。
その際は阿蘇山公園道路も通行禁止となります。
火口周辺では常時二酸化硫黄のガス濃度を監視
し、安全を確保しています。
私が一通り火口付近を周り、写真を撮った後にガス
濃度が急激に上がり、火山見学ができなくなったの
でタイミングに恵まれました。
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ー砂千里ヶ浜ー
砂千里ヶ浜は数千年前に形成された火口原です。
火山灰や火山ガスにさらされ、植物の育成に不利
で貧弱な草地を火山荒原と呼びます。
所々に火山弾や噴石が見られ、黒い細粒のマグマ
破片(スコリア)と火山灰で覆われた独特な地形を形成しています。
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火口周辺は歩道が整備されていて天気に恵まれれば
地球ではないどこかの惑星のような地面を散策することができます。
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道の行き止まりである高台からは砂と石だけの不毛
な大地を見られます。
登山する際には装備はしっかりと整えましょう。
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ー草千里ヶ浜ー
草千里ヶ浜は、砂千里ヶ浜とは一転、一面に草原が
広がる地帯で阿蘇の代表的な牧歌的な風景の一つです。
正面に見える山は、阿蘇五岳の一つ「烏帽子岳」
その周りに広がる大草原は、昔噴火した火口跡です。
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お土産やレストランが中にあるロープウェイ乗場に
戻って立ち寄ってみます。
「阿蘇山茶屋」では阿蘇の名水を使ったコーヒー
やソフトクリームがオススメです。
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「火山灰ソフトクリーム」¥350
灰色で火山灰が練り込まれていそうですが火山灰味
ではなく黒ゴマ味。
甘さ控えめで意外とさっぱりしています。
住所: 熊本県阿蘇市黒川808-5
TELL:0967-34-0411
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:なし
入場料:無料
総括ーーSummary
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中岳第一火口では最前線の火山活動の監視や火山
研究が行われています。
近年発生した熊本地震により阿蘇山が活発化し巨大
カルデラ噴火が危惧されています。
もし9万年前の大噴火と同じ規模が起こると九州の
北部に被害が生じ、逃げることはほぼ不可能で
数百万人が犠牲になるといわれています。
さらに大量の降灰によりライフラインが完全停止
し九州にのみならず、日本全土に大打撃を与えます。
富士山も阿蘇山同様、活火山のためいつ噴火する
のか、もしかしたら今すぐにでも活動して首都圏
を恐怖に陥れてもおかしくありません。
火山は恵みとともに人々に災いをもたらしてきました。
日本にある活火山は将来必ず噴火するものだと考え
日頃から正確に被害範囲予想を確認し、噴火した際
には速やかに所定の場所に避難しましょう。
それが火山大国日本に暮らす私たちの宿命です。
(次回)ーー熊本ご当地グルメ大集合!