三朝ーー六根清浄と六間治癒 Misasa
三朝温泉ーーOnsen
日本一危険な国宝ーー三徳山三佛寺 投入堂
標高900mにあり、ここから肉眼で辛うじて見える
奥院は垂直に切り立った絶壁に建てられた建築物
です。
麓の道路を挟んだ「投入堂遙拝所」から望遠鏡を
利用して望めますが木々が邪魔で見えにくいです。
間近で見たいなら修行僧みたいに険しい山道を
1時半~2時間かけて登らないといけません。
参拝受付時間は8時~15時からと言われたので
次の日に回し、英気を養うため近くの温泉街
に向かいます。
予定になかった来訪なので計画は何も立てていま
せん。まずはーー観光案内所から情報を集めます
格安の宿泊地を検索してもらい電話で予約して
もらいました。
ーー困ったときの観光案内所!忘れないように!
世界屈指の高濃度のラドンを含む”三朝温泉”
飲むと薬理作用、吸うと自然治癒力と免疫力
浸かると身体の正常化という効果が期待できます。
ーーラドンあるいはラジウム温泉という名称を温泉
好き問わず聞いたことがあると思います
チェックインする前に周辺を散策します。
橋の下には混浴の公衆浴場”河原風呂”があり橋から
丸見えですが恥じる様子もないおじさんが数人
気持ちよく入浴していました。
ーーさすがにここまで羞恥心は捨てられない
ですね(汗)
温泉街につきもののレトロな遊戯場が建ち並んで
います。店先に灯りがついたときの夜の散歩が
楽しみです。
異次元に迷い込んだみたいです…。
皇室や竹島の方角を示す標識が立っていて靖国神社
参拝、北方領土返せなど愛国心まる出しの言葉が
貼ってありました。
夜に居酒屋で話を聞たところ地元の大地主の土地
らしいです。
来た道を戻り、観光所案内で宿泊予約した
「三朝温泉みささ ガーデンホテル」に向かいます。
部屋が空いていたので女将さんが2人用の部屋を
用意してくれました。
山の中にある綺麗で清潔なペンション風のホテル。
素泊まり一泊¥4,300ーーリーズナブルで従業員も
皆親切な対応。また宿泊したいホテルです。
三朝温泉季節の風物詩ーー”ホタルの夕べ”
6月上旬~中旬の間がピークで温泉街を散歩しながら
見物できます。
ネオンの案内板に沿って行くと道が狭くなりだんだ
んと人が多くなってきます。
もっと明るい時間に行けばよかったのですが、久し
ぶりのお布団に興奮して仮眠をしていました(笑)
見えますか?人魂じゃないですよーー
昨今ではあまり見かけないですね。豊かな山と清流
である”ホタルの小川”では小さな生命を一生懸命
燃やしています。
ホタルの光以外の光源はここにはありません。
黄緑色の光が乱舞する様はまさに夢想的な光景です。
橋の中央に足湯 かじかの湯があります。穏やかな
流れの川の音を聞きながらの橋からの景色が
イチオシです。
この他にも足湯・飲泉が無料で利用できる場所が
町の至る所にあります。
泉娯楽場
湯本本通りにある昭和の時代に取り残されたかの
ような遊技場。
子どもから大人まで楽しめる昔懐かしい遊戯が
揃っています。
写真奥の壁側にパチンコの古いタイプ。年代に
よってはよく遊んだ人もいるのではないでしょうか。
手前の台は温泉街でも珍しい”スマートボール”
パチンコの原型になったもので数字が書いて
ある穴に入れるとその分だけボールが増えます。
ピンボールとパチンコがミックスされたような
かんじです。
パチンコ200玉、スマートボール50玉、射的15玉
ーー1回利用券¥500
今では祭りでも射的を出している店が少ない印象
です。せっかくなので何年かぶりにプレイしてみます!
結果ーーキャラ人形5点×1、人形小2点×5
ビーナス1点×2ーー合計17点
思いがけない才能が開花されました(笑)
キャラ人形はやや重く、4発左右に撃って動かし落と
しました。全て2点の人形狙いのほうが高得点を狙い
やすいです。
賞品は「都道府県かるた」と「うまい棒」
都道府県かるたでこれから行く県でも調べてみよう
かと思います。
昼間の河原風呂は誰も入っておらず、建物から漏れ
るオレンジ色の淡い光がノスタルジーな雰囲気です。
この時間なら人もあまりいないので入浴できますが
宿を取っているのでそちらに入ります。
遊食空間 きらくーーGourmet
ホテルの人におすすめの居酒屋を聞いてやってきま
した!
「遊食空間 きらく」鳥取の新鮮な魚と美味しいお酒
が取り揃えられています。居酒屋で型にはまらない
創作料理などの品数が多く、何を頼もうか超悩んだ
末に最初に目についたおしゃれな寿司を頂きました。
「レインボーロール¥780」アメリカで修行した
店主が作る女子に人気の看板メニューです。
皿が透明でネタが新鮮で美味しそうに見えます。
食べるのがもったいないです。
料理は視覚からですねーー
ディナータイム限定の手書きのカレンダーにはその
日のオススメ料理が丸わかりです。
ぜひ確認してから入店しましょう!
TELL:0858-43-0043
営業時間:月~木 11時30分~14時30分、17時30分~22時30分
金・土 11時30分~14時30分、17時30分~23時00分
日 11時30分~14時30分、17時30分~21時00分
定休日:日曜営業
駐車場:有
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
恋谷橋に座る縁結びのカジカガエル。
夏になると鹿のような軽やかな声で鳴く三朝川の
マスコット的存在でとても貴重なカエルです
撫でることでご縁を授かることができます。
良縁成就・恋愛成就・夫婦円満・子宝繁栄
ーー妙にリアルなのでカエルが苦手な人には撫でる
こと自体レベルが高いかもしれません(汗)
創業60年以上の歴史を持つ「香味徳」銀座店の看板
メニューをカップラーメンで再現した
”鳥取ゴールド牛骨ラーメン”
正直へたなラーメン屋より全然美味しいです。
カップ麺とは思えないほどの香ばしい牛出汁に
ちぢれ麺がよく絡みます。カップ麺特有の薄い
チャーシューですが…ぜひ本店で食べてみたいもの
です。
総括ーーSummary
世界遺産認定の地ーー三朝温泉
温泉発見の物語は850年も昔遡ります。
大久保左馬之祐という源義朝の家来が年老いた白い
狼を弓で射ようとしますが思いとどまり見逃しました。
その夜、妙見大菩薩が枕元に現れて白狼を見逃した
お礼として「この根株の下からは湯が湧き出て
いる」と教えてもらってから今年で850年にもなりました。
「三朝」の由来は所説ありますが”この地のお湯に浸
かり、三つ目の朝を迎えるころには病が消える”とも
いわれ古くから多くの方を癒してきたことが想像できます。
浸かって身体の外側から、飲んだり吸って内側から
健康を維持しましょう!
寿司食べて、ビールや酒飲んで、布団でぐっすり寝てーー
(次回)ーー準備はバッチリ!いざゆかん
国宝三徳山・投入堂