下関ーー歴史のターニングポイント Shimonoseki
目次ーーIndex
海響館ーーAquarium
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01337-4c369.jpg)
宇宙船のような滑らかな曲線を描くような
形をした大きな水族館です。
地上からだと気付きませんが屋根の形状がクジラを
イメージして丸く優しいフォルムになってます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01718-1.jpg)
夜の水族館ー17時00分~21時00分
最終入館20時30分。昼の入場券では
入場できませんのであしからず。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01601.jpg)
入館してもう間もなく「寄生虫のトークライブ」
が始まるとアナウンスが鳴るので総合カウンター
のスペースの一角に集まります。
ーー子どもや親子連れがほとんどですが気に
しません
寄生虫の生態、対処法、恐ろしさなどについて
小芝居を交えて詳しく説明してくれます。
ーー寄生虫のことは好きにはなれませんが…
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01621-8b784.jpg)
お次は「イルカショー」が始まるということで
近道を使ってイルカプールに急ぎます。
ーーゆったり水槽を見ることも出来ずに移動
に忙しいです
プールには観客がすでにひしめき合っています。
よく見えそうな2階に移動します。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01622-1.jpg)
飼育員がホースで水を操ったり、イルカの
ダイナミックな動きが混然一体となって
盛り上げてくれるさまはまさに、水と光と
イルカのイリュージョン。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01695-33e07.jpg)
最高のショーを見た後で順路通りに進んでいき
ます。海の底に向かっているかのようなエスカ
レータに乗って4階から進みます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01625-2344b.jpg)
館内もライトアップされていて昼の水槽とは
一味も二味も違って見えます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01627-6e485.jpg)
バラクーダトルネードのように渦巻いた魚群が
見られます。足元にも魚が泳いでいて360°水槽
になっています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01630-ea91a.jpg)
ーヘイケガニ(平家蟹)ー
名称:Heikeopsis japonica
分類:ヘイケガニ科
生息地:瀬戸内海から九州の海、東アジア
沿岸部
由来:源平合戦で敗れた平家の怨霊が憑依した
かのような刻印
特徴:歩脚は甲羅の2倍以上の長さがある。
鋏脚は小さく水深10~30mほどの
砂泥底に生息する。海外ではその奇形さ
から特集が組まれた。
珍しいヘイケガニ。下関ならではの展示です。
特徴である憤怒の人面を背負ったような甲羅
が剥製にすることで際立っています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01634-270da.jpg)
ーアカエイー
名称:Dasyatis akajei
分類:トビエイ目アカエイ科アカエイ属
生息地:日本を含む東アジアの沿岸域に
広く生息
由来:背面が赤褐色で刀剣の柄に使われた
こと。
特徴:食用だが、尾に毒の棘があるため気を
付けなければいけない。砂に潜ってとき
に気づかずに踏んで刺される事故が頻発
している。
白いアルビノのエイです。
希少で外敵に狙われやすいため、海響館初
の展示になっています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01641.jpg)
ートラフグー
名称:Takifugu rubripes
分類:フグ目フグ科
生息地:太平洋北西部、日本海西部、東シナ海
など
由来:体の表面にあるトラ模様から
(直接の由来になったかは不明)
特徴:食用としては最も高級品とされる。
神経毒を持っているため調理には
免許が必要。太いアゴを持ち、獲物
を噛み潰したり砂に潜ることができる。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01644-2f6e6.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01645.jpg)
さすが、下関にある水族館です。ふくに
まみれた展示が目立ちます。
年間パスポートを購入して常連になったらふく博士
になれそうです(笑)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01654-07f5d.jpg)
ーハリセンボン(針千本)ー
名称:Diodon holocanthus
分類:フグ目ハリセンボン科
生息地:全世界の熱帯から温帯に広く分布
由来:皮膚にたくさんの棘があることから
特徴:ハリセンボン科は6属20種類ほど知られ
ている。敵に襲われると空気や水を吸い
込んで体を膨らませる。棘は鱗が変化
したもので毒はない。
ハリセンボンの針は実は千本もありません。
半分にも満たない約350本。名前負けしています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01715-cfbaf.jpg)
シロナガスクジラの全身骨格標本を縫うように
階下へーー宇宙船のような内部構造が見ていて
冒険心をくすぐります。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01662-817c5.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01666-a1ba6.jpg)
2階では赤色に光る懐中電灯を借りて夜の魚たちを
観察します。動きの鈍くなった魚、中には眠って
いる魚もいます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01664.jpg)
クラゲの光に集まる性質を利用してライトを当てる
と活発に動き出します。目があるため、色の明暗
を判断できます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01683.jpg)
ーシーラカンスー
名称:Latimeria chalumnae Smith,1939
分類:肉鰭鋼シーラカンス目シーラカンス科
生息地:南アメリカ、インドネシアの水深
150~700mの深海
由来:化石種の属名の”Coelacanthus”を英語
表記にした
特徴:約3億年のシーラカンスと共通した特徴
(ヒレの枚数が多い、背骨がないなど)を
もちその一部は陸上に住む脊椎動物の器
官のルーツとなったと考えられている。
そのため、世界中の研究者から注目を集
めている。
「生きている化石」と言われるシーラカンス。
その希少性から滅多に生で見ることができません。
ソシャゲのレア度でいうとSSRーー
これを見るだけでも訪れた甲斐があったものです。
この標本はアメリカ大陸東岸のコモロ諸島沖にて
1966年に発見されたものでいくつかの施設を
渡り歩きながら2003年に日本に初めて
やってきて海響館に展示されています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01691-1ce04.jpg)
光合成を行う最も原始的な生物ーーストロマトライト
今から36億年以上前からいた生物ですが、その多く
は姿を消してしまいました。
今ではオーストラリアのハメリンプールなどにしか
生きておらず、この標本は西オーストラリアの
セチス湖から産出されウエスタンオーストラリア
博物館から特別に贈られたものです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01706.jpg)
実写を展示した寄生虫は目を背けたくなるもの
もありますがイラスト付きでわかりやすいです。
なんか見忘れてるなーと思ったら
海響館の目玉ーーフンボルトペンギンをまだ
見ていません。
しかし、自然に近い状態で飼育されているため
照明が設置されておらず夜間は立ち入りが
禁止されています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01709-37736.jpg)
ミュージアムショップはオリジナルグッズなど
品揃えが豊富でお土産選びが楽しくなります。
1階にあるため、入場料も必要ないです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01713-7a573.jpg)
ーシロナガスクジラー
名称:Balaenoptera musculus
分類:哺乳綱偶蹄目ナガスクジラ科ナガスクジラ属
生息地:南アメリカ、インドネシアの水深
150~700mの深海
由来:浮上する際に水上から白く見えることと
長身を意味する長須から
特徴:地球史上最大の動物。最大で体長31m
体重200tを超える。全海洋に繁栄してい
たが、現在では個体数が著しく減少して
いる。寿命は100~120年。主食は1日
4tも食べるオキアミ。絶滅危惧種
展示標本は1880年代初頭にノルウェー北部
フィンマルク沖で捕獲された体長26mの
メスの成体。
シロナガスクジラ全身骨格標本は世界でも数体しか
展示されていなく日本では海響館でしか見ることができません。
住所:山口県下関市あるかぽーと6番1号
TELL:083-228-1100
開館時間:9時30分~17時30分
休館日:年中無休
入館料:大人¥2,000 小・中¥900
幼児¥400 夜間¥1,000
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01721.jpg)
カモンワーフで見つけたギネス記録に
挑戦中の世界一のふく刺大皿です。
赤間神宮から安徳天皇を先頭に平家一門が
歩いて京の都に戻る様子を描いています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01723.jpg)
ー旧下関英国領事館ー
カモンワーフの目の前の道を挟んだ場所にある
領事館を使用目的に建設された日本に現存する
最古の建物ですーー重要文化財
角地を生かした建物配置の煉瓦造りの洋館。
1階の見学は無料で2階はレストランになっています。
泰斗らーめんーーGourmet
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01727-676e0.jpg)
下関は昼の時間にはランチ店が多いですが、夜の
食事処はあまり見つかりません。
スナックが並ぶ赤間一番街にある口コミ評価の
高い隠れ家的なラーメン屋です。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01729.jpg)
メニューが多くて目移りしてしまいがちですが
「泰斗ラーメン」¥800をチョイス。
さっぱり鶏ガラベースながら鶏の旨味を凝縮した
濃厚なコクを有するスープが光る至極の一杯です。
12席しかないため、すぐに席が埋まる口コミに間違いないお店です。
TELL:080-5755-6351
営業時間:11時30分~14時30分
18時30分~22時00分
定休日:水曜日、第1第3日曜日
駐車場:無
公式HP:ー
総括ーーSummary
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2019/04/DSC01658.jpg)
シーラカンス、日本一大きいシロナガスクジラ
の全身骨格、ストロマトライトなどレアな展示
がたくさんある水族館です。
特にシロナガスクジラはこんな大きな生物が
大海原を雄大に泳いでると思うと大自然の神秘
を感じずにはいられません。
ーーいつか水族館で見られる日がくるのか(笑)
夜は昼間見れないようなスローな動きや眠っている
海の生きものの生態を観察できます。
日中訪れても活発に動き回る魚類を見ることが
できます。フンボルトペンギンの愛らしさ100%
の動きは必見です。
(次回)ーー下関であのカリスマ志士の数々の伝説の足跡を追う!