![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_1066.jpg)
Column
◆鹿児島
・かるかん饅頭
(明石屋)
原材料に自然薯を使っている伝統ある羊羹に
小豆の餡を包んだもの。
さらに空気をたっぷり含んで蒸され、ふんわり
と柔らかく、コクのある旨味が特徴。
・薩摩きんつば
(馬場製菓)
さつまいもを練り上げ、1面ずつ手焼きを繰り
返し焼き上げたお菓子。
ーー第23回全国菓子大博覧会名誉総裁賞を受賞
4種類(黄金いも、隼人いも、紫いも、安納いも)
の本場のサツマイモを楽しめます。
・しろくまプリン
(鹿児島ユタカ)
(鹿児島ユタカ)
鹿児島発祥のスイーツを一口サイズのプリンに
まとめ手軽に持ち帰ることが可能。
練乳ベースのプリンにフルーツが入っていて
冷やすとさらに美味しくなります。
・薩摩芋タルト
(山福製菓)
(山福製菓)
2種類の薩摩芋をひと口大のタルトに詰め合わ
せ。西郷さんがパッケージに採用されていて
モダンな感じがgood!
第25回全国菓子博覧会名誉総裁賞を受賞。
鹿児島=薩摩芋ということで薩摩芋をふんだんに
使ったお菓子を採用。
ーーくまモンが紛れ込んでいるのはご愛嬌です
かるかん(軽羹)は1686年(貞享3)~1715年(正徳5年)
ごろに薩摩藩で誕生したとみられ、島津斉彬公も
食べていたお菓子ということで外せません!
鹿児島ーー日本の近代化を牽引した薩摩 Kagoshima
天文館ーーDowntown
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01103-71750.jpg)
日本の暦は、古くは中国から輸入した暦が使われ
てきました。
中世以降、地方で独自の暦も製作され普及
するようになりました。薩摩藩でも独自の暦
を作り、島津家25代島津重豪は1779年(安永8)
天文観測所である「明時館」を創設しました。
明時館は”天文館”とも呼ばれ、これが現在、鹿児島
最大の繁華街”天文館”の由来になっています。
地元では、天街(てんまち)という愛称で呼ばれて
います。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01088-66790.jpg)
薩摩は幕府から特別に藩内の暦を作ることを
許されていた唯一の藩でもあります。
約2kmにも及ぶアーケードのアーチが広がる光景
は昼に訪れても夜に訪れても存分に楽しめます。
近年はアーケード内や電車通りに面した建物の1階
でも空き店舗が多く見られるようになり、歩行者が
減少し、空洞化が懸念されています。
天文館むじゃきーーRestaurant
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01089-047fc.jpg)
今はどこにでも売っている白熊アイスバーの本家。
創業昭和21、販売を開始した頃は蜜かけのような
シンプルなかき氷でした。そこで氷に練乳をかけて
みたところ、甘すぎたため、改良を重ねた結果
独特のさっぱりとしてコクのあるミルクに仕上がりました。
入り口に大きな白熊の模型と剥製があり、天文館の
中でも目立つ外観をしています。店頭の超巨大な
白熊は何人分くらいあるのでしょうかーー
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01095.jpg)
種類は数多くありますが、ここはーー
1番ポピュラーな「白熊(レギュラー)」¥720
写真を撮るのに夢中で少し溶けてしまいましたが
キラキラとミゴチ(美しい)な宝石が散りばめられて
いるかのよう。
トッピングは見える範囲だとチェリー 、メロン
レーズン、バナナ、 パイナップル、みかん
もも 、寒天。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01094-8af63.jpg)
特製の練乳ミルクがたっぷりかかった見た目も
華やかで楽しいかき氷です。
食べ終わる頃には頭がキンキンになりお腹いっぱい
になってしまいました。
本店で食べる削りたてのふわふわなかき氷は
暑い時期にぴったりで一度食べるとやみつき必至です!
豚とろ天文館本店ーーGourmet
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC00468.jpg)
天文館周辺でラーメンが無性に食べたくなり検索
したら一番にヒットしたお店です。
さらに調べたら鹿児島県内でもトップクラスの
人気店であることがわかりました。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC00469-a0955.jpg)
「半熟煮卵入り豚とろラーメン」¥1,000
見た目ほどこってり感はくどくなくフライド
オニオンやニンニクがわっぜ(すごい)効いた
こってり豚骨です。
特にチャーシューは店の名前である稀少部位
「豚とろ」を使用しており、トロトロ食感で最高。
大根の漬物も箸休めに最適です。
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01083-c51c6.jpg)
ークレープ自販機ー
自動販売機で買えるのはなにもジュースだけでは
ありません。天文館で見たことない自販機が
あったので一つ買ってみました。
色々種類ある中で選んだのは限定商品の
「マスカルポーネ」ビンの中にクレープが丸まって入っています。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01086-167b8.jpg)
一つ一つ丁寧に手作りしたクレープの味はチーズ
の風味を感じ、クリームがたっぷりでたまがい
(驚き)ました。
手軽にクレープが食べられるので全国に普及して
ほしいです。
クレープ自販機は天文館近くのほか、県内に4台
設置している他、宮崎県にも販売しているそうです。
とんかつ川久ーーGourmet
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01146-8df3e.jpg)
昼休み中のスーツ姿の人や遠方から多くの人が
訪れる行列必至な豚カツが有名なお店です。
店の中に入れても席がいっぱいなので一人で
訪れると相席必至です。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01143-96968.jpg)
「黒豚ロースカツ150g」¥1,900
ミルフィーユの層が積み重なったかのようで噛んだ
瞬間、ハンバーグを食べたように肉汁が溢れ、衣は
薄くサクサク、脂身は甘くジューシーです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/E9BB92E8B19AE381A8E38293E3818BE381A4.jpg)
断面は淡い桜色が綺麗に輝く、一番美味しい状態で
提供してくれます。
ソース、しょうゆ、みその3種類のソースが卓上に
あり、バランスよくつけて食べるとンダモシタン
(あらまぁ~)最後まで飽きることなく満足度の高い
黒豚のカツが楽しめます。
TELL:099-255-5414
営業時間:11時30~15時00(L.O.14時30)
17時00~21時30(L.O.21時00)
定休日:火曜日、1月1日・2日
駐車場:無
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01139-5b145.jpg)
鹿児島市の名物?
活火山である桜島と共生するということはメリット
もデメリットも受け入れなければなりません。
燃えるごみ、不燃ごみとは別に、灰専用
ごみ袋「克灰袋(こくはいぶくろ)」が市内で
収集されています。
ーー克灰とは降灰を克服しよう、打ち克つという
想いが込められています
各置場を月に1回以上巡回して、順次回収してい
ます。回収しないと事故の元になったり、健康
被害に繋がるため、積極的に除去しています。
鹿児島出身でも市街だと知らない人が意外に多く
たまがい(びっくり)ました。
総括ーーSummary
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC01096-c84e2.jpg)
外様大名ながら幕府からも一目置かれていた
雄藩の1つーー薩摩藩
薩摩、大隅と日向国諸県郡の大部分を領有し、自然
豊かな広大な土地からもたらされる海や山の幸を
ふんだんに使用した料理がたくさんあります。
さらに近世、琉球王国も支配下に置き、貿易を
行っていたため、鹿児島のグルメは他には類を
見ない伝統の食文化が展開されました。
特に”かごしま黒豚”は島津氏が琉球侵攻を行った
際、琉球の豚と薩摩の豚を品種改良して全国的にも
高い評価を得る黒豚が生まれました。
戦国時代から薩摩国では豚を生きたまま兵糧として
戦場に運び、歩く野菜と呼んで食べていた当時の
戦国武将では珍しい肉食男子ならぬ肉食武士でした。
サツマイモを原料とした芋焼酎と合う郷土料理の
数々、現地で味わう郷土料理は一味も二味も違い
ます。ぜひ実際に訪れて鹿児島グルメを堪能して
みてください。
(次回)ーー生まれ変わりたいなら指宿へ