屋久島ーー世界自然遺産の島 YAKUSHIMA
屋久島への行き方ーーAccess
鹿児島市へ戻ってきました。沖縄は行かなくとも
屋久島には確実に行きたいと思っていました。
ーー沖縄は修学旅行で行ったしね…
屋久島まで行く交通手段、アクセス方法はいくつか
あります。基本的には鹿児島経由となるため
鹿児島市から屋久島までの費用を抑えた行き方
を紹介します。
当初、2泊3日の予定だったので石橋記念公園の
駐車場に車を停めて自転車でフェリー乗り場へ
向かいました。
屋久島には移動時間が短く運賃の高い飛行機の他
「高速船トッピー・ロケット」「フェリー屋久島2」
「はいびすかす」といった航行手段があります。
入港口は隣接しているのでどれを利用すればいいか
迷うと思うのでそれぞれの特色を紹介していきます。
高速船トッピー・ロケット
・料金:大人¥9,200(往復¥16,600)
小児¥4,600(往復¥8,300)※
・所要時間:2~3時間
・予約:なしでも可
・船のタイプ:ジェットフォイル
時速80㎞以上のスピードのため揺れが少ない
「トッピー」→ 種子島方言でトビウオ
「ロケット」→ 種子島のJAXA宇宙センター
・本数が多く、所要時間が比較的短い
HP:高速船トッピー・ロケット
※期間により変動あり
フェリー屋久島2
・料金:大人¥5,200(往復¥9,900)
小児¥2,600(往復¥5,000)※
・所要時間:約4時間
・予約:なしでも可
・船のタイプ:大型旅客船
海の状況により揺れが激しい
・物資を運ぶ。島の人々の足として欠かせない
定期船
・宮之浦港にのみ停泊
・1日1便、安価で所要時間が長い
HP:フェリー屋久島2
※詳しくはHP参照
はいびすかす
・料金:大人¥3,900(往復¥7,800)
小児¥2,000(往復¥3,900)※
・所要時間:約13時間
・予約:なしでも可
・船のタイプ:大型貨物船
海の状況により揺れが激しい
・種子島・屋久島の住民のための生活物資を
運ぶ
・宮之浦港にのみ停泊
・1日1便、格安で早朝に到着が可能
船中泊が可能
HP:はいびすかす
※詳しくはHP参照
オススメとして帰りは高速船を使い、鹿児島観光を
楽しみ、天文館で鹿児島のグルメに舌鼓を打つと
いう流れです。
屋久島には主に2つの港があり、宮之浦港と安房港
に分かれています。運行する船により、出発・到着
する港が変わるため、自身の利用する船がどちらの
港なのかを前もって確認しておかないと計画に支障
をきたします。
a.m.10:30ーー宮之浦港
屋久島の玄関口である”宮之浦港”から上陸。
台風が近づいているという情報から、フェリーを
利用して優雅な船旅を希望したのですが欠航の知ら
せを受け、トッピー・ロケットを選びました。
島での移動手段は主に徒歩かバスになります。
バスは本数が限られているため、乗り遅れないよう
に早めの予定を立てておくようにしましょう。
◆Pick up◆
屋久島
場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町
面積:504.89㎢ = 10,798 個分(東京ドーム)
別名:洋上のアルプス、東洋のガラパゴス
虹の島、日本の縮図
◯日本全国の島の中で面積の大きさ7番目
◯1993年12月11日ユネスコの世界遺産に登録
(島の面積の約21%の107.47㎢が該当)
◯ひと月に35日雨が降ると言われる(林芙美子「浮雲」より)
Column
「日本の世界遺産ーー屋久島」
世界遺産登録基準
◆樹齢1,000年を超える天然の屋久杉が美しい
自然景観を形成していること
◆亜熱帯から亜寒帯に分布する植物を見られる
など、特異な生態系を有する大規模な原生林
ユネスコ世界遺産センターのドロステ所長いわ
く「自然遺産としての屋久島の価値は、多くの
人たちが暮らしていながら、優れた自然が残さ
れていることにある。」と評価している。
北海道から九州までの植物種の7割以上の植物種
さらに固有種が約40種も見られるという特性から
「東洋のガラパゴス」とも称されています。
ーー日本人にとっては珍しくないスギ林ですが世界
的に見ると極めて貴重な自然林になっています
白谷雲水峡ーーGorge
a.m.10:53ーー白谷雲水峡入口
1秒も時間を無駄にできないため、予定通り
早速「白谷雲水峡」へ向かいました。
バスに乗っている途中スコールのような大雨
に襲われ、大丈夫かな…と不安な気持ちと同時に
屋久島からの洗礼を受けました。
参考
・弥生杉コース (約1時間) 約2.0㎞
・奉行杉コース (約3時間) 約4.0㎞
・太鼓岩往復コース (約4時間) 約5.6㎞
a.m.10:55ーー白谷雲水峡入口
管理棟の人から弥生杉コースしか通れないと
言われましたが、それでも構わないと登山開始
しました。
雨足が弱まった隙をついて一気に行ってしまおう
と考え、速足でどんどん先へ進んでいきます。
ーー約1時間の約2㎞コース
a.m.10:59ーー遊歩道
道中は深い霧とぬかるんだ地面により快適な
ハイキングコースとは言えませんが逆に雨を楽しむ
スタンスで参ります。
a.m.11:06ーー弥生杉
弥生杉
・標高:710m
・樹高:26.1m
・胸高周囲:8.1m
・推定樹齢:3000年以上
◎日本の巨樹巨木百選
弥生杉の周囲を一巡します。
深い霧で全体像が見えませんが時代時代
を生き抜いてきた力強いパワーを感じます。
白谷雲水峡入口からゆっくり歩いても20分
ほどで到達できるため、比較的訪問しやすい
屋久杉の一つです。
a.m.11:11ーー遊歩道
折り返し地点を超えると雨が強くなってきました。
木で作られた遊歩道は滑りやすく危険なので
前の人を無理に追い越さず、ゆっくり渡りましょう。
a.m.11:25ーーさつき吊橋
さらに雨が強くなってきました。
吊橋の向こう側には注意喚起の立札がありました
が、乗り越えて行けるとこまで行ってみたいと思います。
ーーマネしないでください
a.m.11:32ーー遊歩道
ゴツゴツした岩やぬかるんだ地面に足を取られ
ます。引き返してきた人たちから腰まで水が
上がってきているとの報告を受け、私も引き
返すことにします。
この先は後日ーー
p.m.0:08ーー白谷雲水峡
普段は人が岩場に降りて楽しそうに写真撮影
してる憩いの大岩も増水で危険地帯になっています。
弥生杉コース約1時間と15分。今日中に太鼓岩まで
到達して白谷雲水峡を攻略したかったのですが…
後ろ髪を引かれる思いでバスの時間まで休憩所で
待ちます。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦1593
TELL:0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)
営業時間:8時00分~17時00分
休業日:無休
料金:高校生以上¥500(協力金)
関連サイト:屋久島レクリエーションの森保護管理協議会
屋久島観光センターーーCenter
松原公園の向かい側にある屋久島観光センター
近くにバスが停まったので腹ごしらえの前に
予約していた民宿にチェックインしに行きます。
今回お世話になる宿は「民宿いわかわ」
本館、別館、新館と展開している宮之浦港から
のアクセスがすこぶる良い素泊まり民宿です。
全室和室という日本人好みの落ち着く部屋になってます。
無料wifi、共用のバスルーム、自炊設備が完備されて
いてコスパ最高です。
ーー特に雨でずぶ濡れになったので洗濯機と乾燥機
はありがたい
屋久島の観光案内、登山情報や宿泊の案内など
観光の起点として重宝する施設です。
1階のやくしま市場は品揃え豊富で
屋久島ならではの美味しいお菓子やお土産を
試食して買うことができます。
ーー試食が多いので朝ごはんに来ていました(笑)
2階は屋久島写真の展示と屋久島料理が堪能
できます。メニューも充実していて特に屋久島名物
である飛魚がオススメです。
「飛魚ラーメン」¥860
実物の写真はデータが飛んで手元にありませんが
ありていに言えば絶品です。
さらに鯖煎じをすこしずつ加えていくと深みが増し
味変になって飽きがきません。
骨が多くのどに刺さって2日間苦しんだことは良い
思い出とします(苦)
イッテQで紹介された写真はコチラ⇩
総括ーーSummary
屋久島は物価が高く、セブンイレブンやローソン
など大手コンビニが一軒もない上、スーパーも
数えるくらいしかないため鹿児島市で必要な物を
揃えると良いです。
島のスーパーに並んでいる野菜やお肉、生活雑貨
は全て本土から運ばれてきた物です。つまり運輸代
が上乗せされ、3~4割ほど割高になっています。
島内のwifiは遅く電波が悪いため、スマホを使って
道を調べたり、観光情報を確認する際はパケット
通信の容量を管理して通信制限されないように
気を付けましょう。
明日もたくさん歩く予定なのでゆっくり休みます。
この旅、2回目のお布団です(喜)
(次回)ーーユニークな名前の屋久杉たち