福岡ーーアジアのゲートウェイ Fukuoka
ヤフオクドームーーDoam
◆Pick up◆
福岡 ヤフオク!ドーム
オープン日:1993年4月2日
規模:建築面積ー70,000㎡
延床面積ー176,000㎡
最高高さー83.96m(地上7階相当)
収容人数ー40,178人(試合開催時)
◯日本で初めての開閉式屋根のドーム
◯日本のドーム球場では2番目の規模
◯世界最大のチタン屋根
コロッセオのような外観が背の高い建物が
あまりない周辺環境にうまく溶け込んでいます。
プロ野球などのイベントは開催していません
でしたが、ゲート前の広場におもしろいオブジェ
が並んでいます。
後楽園遊園地で僕と握手ではないですけどーー
マイケルジャクソンやポールマッカートニーなど
有名人の手と握手できるオブジェ。
ずらっと並んでいてバイオハザード感を感じます。
具志堅用高の手は大きくてゴツイです。
さすが元世界チャンピオン!
勝利のVサインにホークスのシンボルである
タカが停まっています。青空に舞うタカがよく映えます。
ドーム正面にはCMでお馴染みのお父さん犬
がいます。
ホークス球団設立80周年。歴史が深いですねーー
80周年を記念してファンの写真が貼ってあります。
中には博多華丸が楽屋で試合観戦していたり
王会長と記念撮影などホークス愛を感じます。
王貞治ミュージアムは休館中でドーム内に
入ることが出来ませんでした。
試合観戦が目的ではなくても散策すると楽しめ
ます。イベント時とは打って変わって誰もいない
ため、ゆっくり写真が撮れます。
住所:福岡県福岡市中央区地行浜2丁目2−2
TELL:092-847-1006
開場時間:関連サイト参照
入場料:関連サイト参照
ドージャー記念館ーーMemorial
西南学院の敷地内にある
一般公開されている元講堂です。
学校内は広いので守衛さんに場所を聞いておくと
スムーズに目的地にたどり着けます。
企画展は「東方キリスト教との出会い」
明治時代の聖書やモザイク画、キリストやマリア
のイコン(聖像画)が展示されています。
◆Pick up◆
ドージャー記念館
築造年:1921年(大正10)
設計者:宣教者・建築家「W.M.ヴォーリズ」
構造:レンガ造り、木造
屋根ー木造トラス。ジョージアンコロニアルスタイル
面積:延べ床面積ー980㎡
◯2000年(平成12)福岡市都市景観賞
◯2004年(平成16)福岡市有形文化財に指定されています。
2003年のキャンパス移転に伴い、補強及び改修工事
を行い、2006年に現大学博物館(ドージャー記念館)
として生まれ変わりました。
建物の中は大正レトロ。黒の腰板、上部の白い漆喰
の落ち着いた雰囲気が素敵です。
廊下や階段を歩く度にギシギシと響き渡ります。
2階の講堂は木を基調としたアールデコのデザイン。
木製の家具から柔らかな暖かみを感じます。
正面のプロセニアムアーチと曲線の張り出た
ステージはヴォーリズ建築の特徴です。
一風変わった照明からはおぼろげな光を放射し
講堂内を立体的に写して訪れる人に心地よい空間を約束します。
住所:福岡市早良区西新3-13-1
TELL:092-823-4785
開館時間:10時00分~18時00分
休館日:毎週日曜日
入館料:無料
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
ーサザエさん通りー
サザエさん発祥は住んでいる東京と勘違いして
しまいがちですが福岡にあります。
福岡タワーからよかトピア通りを曲がり西新駅
までがサザエさん通りと呼ばれています。
当時、このあたり、よかトピア通りから先は
百道の海岸で作者の長谷川町子さんは妹と
散歩しながらサザエさんの登場人物を発案しました。
そのため、登場人物には海や海の生きものを連想
させるものが多くなっています。
昭和21年4月創刊の夕刊フクニチ新聞に漫画
「サザエさん」の連載が始まりました。
福岡の百道の浜で名前を付けられたサザエさん
とその家族はこうして生まれました。
1992年(平成4)町子さんは72歳でこの世を去り
ました。その2か月後、漫画家として
「家庭漫画を通じて戦後の我が国社会に潤い
と安らぎを与えた功」初の国民栄誉賞が
贈られました。
サザエさんといえば色々な都市伝説があります。
幻の最終回やタラちゃんの妹ーー
現在放送中のサザエさんでは来週の予告で
サザエさんがジャンケンしますが、昔は饅頭
を空中に放り投げて口でキャッチしていました。
ーーマネすると危険ということでジャンケン
に変更されました
福岡市博物館ーーMuseum
サザエさん通りと同じく、ももち地区
に福岡市博物館はあります。
教科書に載っている金印や黒田氏の
国宝、資料が見どころです。
常設展の料金は朝マックより安く
駐車場も無料なので利用しやすい施設です。
企画展は2つ開催されていました。
1つ目は「浮世絵名品展」浮世絵師、鈴木春信
は多彩な色数を使った”錦絵”の第一人者で知ら
れています。
春信は江戸の名所や日常を主題に取り入れ
ることで大衆化に成功しました。
作品数は一画あたりの残存数が極めて少なく
現存する作品の8割以上が海外にあるため
日本国内で作品を見る機会は限られています。
今回選抜した作品150点が130年ぶりにボストン
美術館から日本に里帰りを果たしました。
写真撮影は禁止なので入口だけ公開。
ーーと非常に貴重な本展なのですが
私の目当ては2つ目の企画展ーー幽霊・妖怪画の世界
昔から幽霊や妖怪は恐ろしく恐怖の対象
であったり、滑稽で愉快に描かれ人々に
親しまれてきました。
それは今でも変わらずアニメやゲームの題材
として豊富なバリエーションがあります。
妖怪絵巻には百鬼夜行のように妖怪が描か
れています。絵のタッチがおどろおどろしい
雰囲気を醸しだしています。
山東京伝の「善知安方忠義伝(うとうやすかたちゅうぎでん)」
の一場面は有名です。
巨大な骸骨はインパクトがあり、躍動感あふれる
戦いが描かれています。
幽霊界のレジェンド?
お岩さんとお菊さん。戦後に描かれたもので
時代背景から穏やかに描かれていて、2人向かい
合わせると井戸端会議しているかのようです。
足がない幽霊画を最初に描いたのは”円山応挙”
だと言われています。どこか儚げでおぼろげな
美的な幽霊の典型は後世に幽霊=足がない
という共通認識を与えました。
常設展に入ってすぐに純金の金印”漢委奴国王”
志賀島から出土。意外と小さいが妙な
色気があります。お土産には金印をモチーフにした
物がたくさんあります。
画面が小さく粗くて申し訳ないですーー
金印は実際に手で持つことはできませんが
レプリカから重さを体験できます。
108.729gーー十円玉24枚分に相当します。
手元にあるなら試して感じてみてくださいね。
館内は広いので展示品や所蔵物を時間をかけて
ゆっくり周ることをおすすめします。
吉武高木遺跡三号木簡棺は最古の王墓とも
評価されています。
青銅製の武器、翡翠製勾玉、碧玉精菅玉の首飾り
「剣・玉・鏡」の組み合わせから三種の神器
と共通します。
複製ですが更衣室のような”黒田家大馬印”
これでも縮小して再現されています。
馬印とは戦における総大将の居場所を示す
しるしで各家ごとに様々なデザインがあります。
”黒田如水・長政の肖像画”
黒田家の家紋。黒田家に関する資料が多く
黒田博物館と言っても過言ではありません。
福岡大空襲から復興を遂げ、近代都市へ歩み
始めた福岡市の現代までの歴史と文化を
各コンセプトに沿ったコーナーで紹介しています。
アイマスクやホットマスク、博多のアイコンなど
福岡土産に人気である「仁和加面とぽてかづら」
博多で始まった即興の笑劇で紙製の目や眉を描いた
仮面を付けて演じます。
大身鎗 名物「日本号」
ーー平三角造り 鍛え
直刃 刃長:79.2 総長:321.5
三鈷柄剣に巻き付いた龍が剣先を呑み込もう
とする姿が彫られている。柄の全面には
煌びやかな螺旋細工が施されている。
天下三名鎗の筆頭であり、日本を代表する
名鎗。
使い手は”母里友信”黒田官兵衛・長政父子2代に仕えました。
福岡正則から勧められた大盃の酒を見事呑み干し
正則から日本号を手に入れました。
このエピソードから「呑み取りの鎗」と称されます。
住所:福岡市早良区百道浜3丁目1-1
TELL:092-845-5011
開館時間:9時30分~17時30分(入館は17時まで)
休館日:月曜日、12月28日~1月4日
入館料:一般¥200 高大生¥150(常設展示)
関連サイト参照(企画展示)
総括ーーSummary
企画展、幽霊・妖怪画の世界。
本来は百鬼夜行の終わりに太陽が昇り、妖怪たちが
去っていくーーという場面だが
二次創作物で百鬼夜行の最後に登場する太陽を妖怪
と見なしたものーー空亡(そらなき)
それまで楽しく練り歩いていた他の妖怪が
逃げ惑う様子から最強の妖怪と言われ、現在では
キャラクターとして定着されています。
最近ではサザエさんのオープニングに各地の観光地
が紹介されますが、あの映像には協力金という形で
自治体などが番組に代金を収めています。
自分の地元が紹介されると嬉しいですよね♪
慣れ親しんだOPといってチャンネルを変えないで
今度からじっくり見たくなりますね!
(次回)ーー~LIFE QUALITY~生活の質=幸福度