岡山(北区)ーー晴の国の桃太郎伝説 Okayama
岡山城ーーCatsle
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岡山県のTOP3に入るスポット、岡山城ーー
さらに、後楽園と合わせてホットラインになって
います。
◆Pick up◆
岡山城
別名:烏城(うじょう)、金烏城
築城年:1346年~1369年
構造:複合式望楼型4重6階
・岡山城誌より「安土城に建築ありし制に擬して天守閣を説く。
制三重造にて五重…」とあるように、天守台は安土城を模して作られ
た日本を代表する城郭建築で城の研究に大変貴重な城である。
・天守台が北側に大きく突き出た不等辺五角形という全国でも類を見ない
珍しい形
国の重要文化財
また、天守閣の内部にはかつて城主が生活していた
「城主の間」の遺構も残されていて全国的にも
珍しいお城です。
天守閣は昭和6年に国宝に指定されましたが、空襲
により焼失。
現在の天守閣は昭和41年(1966年)に鉄筋コンク
リート造りで再建されたものです。
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地面に部屋割りの区画がされているため、どこで何
をするための部屋があったか一目瞭然です。
城跡は烏城公園として整備されていて誰でも気軽に
訪れることができます。
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ここから入城です。
入場料:大人¥300。
後楽園とセット料金¥560
さらに林原美術館も合わせると¥960。
セットにすればするほどお得感さらに倍です。
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姫路城とは打って変わって黒色のお城です。
外壁を黒漆で塗った下見板を張っているので、太陽
光に照らされると「烏」の濡れ羽色に例えられ烏城
と呼ばれています。
隣県にある兵庫の白すぎ城、姫路城(白鷺城)の対比
されることもあります。
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入口から絵巻が続き、木の箱を覗くと岡山城の変遷
の歴史が見られます。
宇喜多直家と当時の城主であった金光宗高との戦
が描かれています。
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姫路城のような急勾配ではないので足腰が弱い人
でも天守閣まで登りきることができます。
天守内部は狭いため、団体客など一気に大勢は入り
きりません。開いている窓の格子から写真を撮る
ことができます。
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後楽園を一望。旭川の対岸に広がっています。
天気が曇りなのが惜しいですが、これから行くのが
楽しみです。
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金のシャチホコが光り輝いています。
ーー築城400年に際し、秀家創建当時に戻そうと
金箔を施し一新されました
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城内部は博物館になっており、岡山城の歴史が学べ
ます。
岡山市宮浦に自生していた樹齢数百年の笠松で製作
した「ついたて」テーブルにしたら高級でいい
感じ!
5階は展示コーナーになっていて写真撮影禁止です。
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2階は無料で着付コーナーや記念撮影ができます。
岡山城の主な城主の鎧や兜が飾られています。
ここは写真OKですーー
概要
初代城主ーー現在の岡山城を築いた宇喜多秀家
父の直家から譲り受ける。秀家は豊臣秀吉の
養子として「秀」の一文字を貰い、若くして
五大老の一人になる。
朝鮮へ出陣していたため起工から1590~1597
年と8年にも及ぶ大事業であった。
ーー関ケ原の戦いにより三成についたため
八丈島に流刑となり改易となる
⇩
2代城主ーー小早川秀秋。城下町の拡張を行う
が関ケ原から2年後に死去。
また、後継者もいないため小早川家は断絶。
⇩
4代城主ーー池田忠雄が幕府のステータスに見
合うように大幅に拡張。ーー月見櫓はこの頃の
創建とされる以降、池田氏が明治時代に
版籍奉還が行われるまで城主として居住する。
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1階は備前焼の体験工房やお土産が充実しています。
岡山城で日本六古窯である備前焼、贅沢ですねーー
ー月見櫓(国指定重要文化財)ー
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本丸内で唯一戦火を免れた書院跡の北西隅に建って
いる月見櫓です。
岡山城第4代城主、池田忠雄により元和・寛永
(1615~1632年)に建てられました。
名称のある建物は全国的にも極めて数が少ないので
希少な建物です。名前の通り、月見を楽しむための
用いられましたが、実際は北西の防衛をするための
もので武器の貯蔵庫になっていました。
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宇喜多秀家が岡山城を築いた時の約400年前の石垣
です。
ほとんど加工せずに用いることが特徴で辺の角度
は70度です。これほど角が尖った石垣は非常に
珍しいものです。
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今回の戦利品ーー
一番欲しい物が当たりました。後楽園も捨てがたい
ですが、やはり絵巻状の岡山城が嬉しいです!
岡山後楽園ーーGarden
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◆Pick up◆
岡山後楽園
造園:貞享4年~元禄13年(1687年~1700年)
面積:144,000㎡(全体) 19,600㎡(芝生)
昭和27年には文化保護法により「特別名勝」に指定される
ミシュラン・グリーン・ガイド三つ星評価取得★★★
300年の歴史を持つ岡山後楽園。江戸時代を代表
する大名庭園です。藩主が代わるごとに手が加え
られてきましたが元の姿を大きく変えることなく
現在まで公開されてきました。
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段々と天候が悪くなっていきます。月見橋を渡った
先が後楽園です。
岡山県立博物館向かい側の簡素な門から入園
します。セットなしで入園料:大人¥400
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門を抜けるともうそこは一面見たことのないような
景色が広がります。
この演出をするためにわざと入口を狭く作ったので
はないかと疑ってしまいます。
園内中央の沢の池。左から中の島、御野島、砂利島
から構成されています。池に近寄ると鯉が大量発生
していて若干気持ち悪いです。
ー福田茶屋ー
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そう、きびだんご。
「緑茶、あん入りきび団子付き」¥500
おこしに付けていないきびだんごと緑茶を頂き
ます。庭園の景勝を眺めながらほっと一息。
まだ全然入口付近だけど…
TELL:086-272-2670
営業時間:3月20日~9月30日 7時30分~18時00分
10月1日~3月19日 8時00分~17時00分
日曜営業
ー千入の森(ちしおのもり)ー
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秋の紅葉と芽吹く春の季節の移ろいが美しい楓林
です。
「千入」とは幾度も染めるという意味で園内名勝の
一つとなっています。
ー蘇鉄畑ー
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蘇鉄は異国情緒を最も身近に感じられる庭園樹と
して珍重されてきました。
ーさざなみ茶屋ー
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![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02074.jpg)
廉地検雰囲気の良い茶室です。
梅シロップを上から大量にかけたソフトクリーム
「梅ジャムソフト」¥350
酸味というより甘味が感じられます。ミルクソフト
との相性良好!
一服してばかりですね…
いいんです。ただ歩いているだけではもったいない
ので立ち止まってひと休みしてまた歩き出す。
人生の縮図みたいですーー
TELL:086-272-4147
営業時間:3月20日~9月30日 8時00分~17時30分
10月1日~3月19日 8時00分~16時30分
定休日:水曜日不定休
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02098.jpg)
反対側の入口から岡山城を望みます。
川面に映る漆黒の城を眺めたいところですが、風が
強く、陽炎のように城が揺らいでしまいました。
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園内の中心地にある小高い丘である唯心山
上からは360°見渡せます。一番人気のスポット
なので時間帯によっては順番待ちしないといけません。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02102.jpg)
360°ではなく180°ですが、園内が見渡せます。
今は緑しかありませんが、秋の季節になると
赤、青、黄色と色とりどりの紅葉が美しさを
争っているかのようで、ただひたすらに美しい
眺めになります。
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観光地周辺の駐車場は高いので橋を渡った少し遠く
に停めることにしました。
タイムズ中納言町第2の向かい側です。
24時間¥600、どうやら車中泊になりそうです。
岡山駅ーーStation
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02198.jpg)
岡山駅は犬、猿、雉をお供に桃太郎が歓迎してくれ
る駅です。
過去に桃太郎像の刀の鞘がポッキリ折れた痛ましい
事件がありました。
ーー犯人はまだ見つかっていないらしいです
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02195.jpg)
夜になると噴水がライトアップされます。
特殊な形状から噴水の縁に座っていると水が掛かり
ます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02205.jpg)
空に浮かんでいるかのような城の周りには街灯が
少ないため転倒したり治安が気になったり危険です。
8月中は後楽園もライトアップされ烏城灯源郷が開催
されますーー
総括ーーSummary
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/08/DSC02103.jpg)
川面に映える岡山城は全国的に見ても石垣や城郭が
ほとんど昔のまま残っているため、学術的価値の
高い遺構になっています。
しかし、空襲により消失してしまったため、再建
した城は鉄筋コンクリート造りなので城マニアに
とっては少々寂しく感じると思います。
いわずと知れた日本三大庭園ーー後楽園
綺麗に整備された園内は業者の人が池の中に入り
草や景観を妨げるものを除去したり、広々とした
園内の大量の芝を刈ったりと昔から続く整備による
たまものだと感じました。
写真には撮れない美しさがここにはあります。
ご存治、桃太郎には犬、猿、雉の三匹の仲間が
います。さらに、岡山駅には心強いお供がもう
一匹というか一羽います。
それは朝から昼頃かけてよく見ることが出来る
光景です。
В следующий раз(次回)
ーー古代オリエントの世界へ
桃太郎のルーツの一つ、吉備津彦命