【吉備津神社】in岡山3ーー岡山に伝わる童話桃太郎伝説の舞台

岡山ーーOkayama
岡山(北区)ーーハレの国の桃太郎伝説 Okayama
岡山県には多くの美術館、博物館が建てられてい
ます。
 
その中でもーー岡山県農工銀行跡に建設された西日
本におけるオリエント研究の拠点、または公立とし
ては日本唯一の専門ミュージアムである
「オリエント美術館」に来訪しました。
 
自転車置き場のオシリスがオシリス神のポーズを
崩してまで左手にネケクとヘカア、右手に自転車
を持っている絵がシュールです。
 
館内は撮影禁止なので写真は外観しかありませんが
建築家ーー岡田新一の設計による建築物は見応えが
あります。
 
概要
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地下1階、地上3階(延床面積4336m)
開館:1979年
設計:岡田新一設計事務所
 
中央ホールと2階パティオに設けられた吹き抜けから
取り込まれた外光が入り組んだ館内と古代の彫刻の
陰影を明瞭にすることで視覚効果が生まれ、訪れる
人を古代へと誘います。
 
私の場合、建築を見に行ったという感覚だったの
ですが思いのほか、展示もおもしろくてのめり
込みました!
 
閉館時間が17時でギリギリ滑り込みセーフ
だったのでもっと時間にゆとりを持ってゆっくり
周りたかったです。
 
入館料:一般¥300
続いてパンフレットを紹介したいと思います。
 
3500年前から遡り、12~13世紀のイランの考古
美術品、約4,700品が管理されています。
 
古代バビロニア王国のハンムラビ法典の実物大が
置いてあり、有名な「目には目を歯には歯を」
から「もし~が〇〇したら…」といった形式で
282条に渡って記述されています。
 
2階には、オリエントのガラス色彩に関することや
身だしなみやおしゃれなど「」についての展示
がなされています。
 
日本以外の古代の人々の暮らしに触れられる貴重な
収蔵品の数々が目の前で拝められる施設でオリエン
トの歴史と文化に足を踏み入れてみませんかーー

ダントツラーメン岡山一番店ーーーGourmet

行列のできる二郎インスパイアのお店です。
いわゆるがっつり系のラーメン。
 
閉店間際だったので全く並ぶことなく席に着けました。
店内には「初めての方は大盛をご遠慮ください」
と二郎系決まり文句が書いてあります。
 
小盛:¥570、並盛:¥620、中盛:¥670
大盛:¥830と値段がとてもリーズナブル。
 
甘めの醤油ベースに背脂チャッチャ系、麺はうどん
を少し細くしたかんじ。
分厚いチャーシューが柔らかく、シャキシャキ野菜
と濃い目のスープを纏った麺の甘味をよく噛みしめ
ていただきます。
 
岡山のラーメンを語るうえで外せないお店です。
お腹いっぱい度はまさにダントツ!
 
TELL:086-222-2202
営業時間:月曜~金曜 11時30分~14時00分、17時00分~23時00分
     土曜・日曜 11時30分~15時00分、17時30分~20時00分
定休日:日曜営業

公式HP:ー

吉備津神社ーーShrine

日本昔話に欠かせないお話ーー桃太郎
県内には桃太郎にまつわる足跡や神社が数多く存在
します。
 
桃太郎のモデルになったといわれる吉備津彦命(きび
つひこのみこと)を祀る吉備津神社に行ってきました。
 
◆Pick up◆

「吉備津神社」

社格:式内社(名神大社)、備中国一宮
創建:不詳
主祭神:大吉備津彦命
様式:本殿ーー吉備津造檜皮葺

 
古事記や日本書紀に伝わる第7代孝霊天皇の皇子とし
吉備津彦命は生まれました。
 
物資を略奪していた温羅(うら)一族を討伐するために
吉備国へ派遣され現在の「吉備津神社」に陣を構え
温羅と戦い勝利したお話が吉備津彦命=桃太郎
温羅=鬼として伝説が日本昔話になったものだと
いわれています。
 
室町時代からの歴史ある屋根に草木が生い茂る
北随神門が参拝客を迎えてくれます。
 
本殿・拝殿
合わせて一棟として国宝に指定された本殿・拝殿
室町幕府3代将軍足利義満が応永32年(1425年)に
遷座しました。
 
比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)の本殿の手前に
切妻造、平入りの拝殿が接続されます。
比翼入母屋造ーー入母屋の屋根を前後に2つ並べた
形式で「吉備津造」ともいわれます。
 
本殿の大きさは出雲大社本殿、八坂神社本殿にも
匹敵する大きさで、随所に仏教建築の影響がみられます。
 
社務所の裏にある池のベンチで猫が寝転んでいま
す。日曜日の昼下がりのお父さんよろしく天気も
良いので気持ちよさそうです。
 
回廊
回廊は戦国時代、天正(1573~1591年)の造営と
されています。総延長398m。岡山指定文化財
指定されています。
 
自然の地形をそのまま利用しているため、緩やかな
曲線が美しい回廊です。
 
回廊脇から横道に抜けると紫陽花園が広がって
います。岩山宮に続く急勾配の階段の先に
あじさいが咲き誇っています。
 
回廊の終わり、牡丹園の端に水車がありました。
小川が流れていて涼しく感じます。
 
宇賀神社
池にある小島の神社に商業の神様が祀られていま
す。欄干と社の赤が鮮やかです。整備が行き届い
ておりとても清潔な場所です。
 
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
岡山県庁
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
規模:地下2階、地上9階
開館:1957年
設計:前川國男
 
日本のモダニズム建築の先駆けとして「前川國男
が手掛けた初期の建物。
 
”東京文化会館”、”東京都美術館”など代表作は数多く
存在し、またル・コルビジェの弟子として昭和を
代表する建築家です。
 
「日本一の県庁舎」を目指して作られた建物は窓が
水平に並べられていて重厚感があり建物の前面は
ピロティが広がり自由なアプローチ計画になっています。

総括ーーSummary

人類文明の発展として東西交流のしるし、オリエン
トは今後ますます多くの関心が寄せられること
でしょう。そしてそれは私たちの日本文化を理解
する上での重要な手がかりにもなります。
 
温羅を討伐した舞台と伝わる「鬼ノ城」も桃太郎の
ルーツを探る場所として重要な地になっています
日本のおとぎ話のヒーロー、桃太郎。架空のお話
かと思えば吉備に伝承が残っていました。
 
姿を変えながらも岡山には桃太郎伝説の一端が
確かに存在しています。
おこしにつけた~きびだんご~♪と童謡があるよう
に望んで家来になっていることが伺えます。
 
一体なぜ団子1個で犬、猿、雉は命を懸けられるのかーー
それは食べてみたらわかると思います。創業以来
受け継いだきび団子は岡山が誇る名物として日々
進化していて多くの人を魅了してきました。
そろそろーーきび団子が食べたくなってきたのでは
ないでしょうか?
 
(次回)ーー倉敷美観地区
     飲んで、食べて、眺めてーー
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