屋久島ーー世界自然遺産の島 YAKUSHIMA
目次ーーIndex
白谷雲水峡ーーGorge
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a.m.8:40ーー白谷雲水峡入口
早起きして高速船なら運行するという連絡を受け
縄文杉を泣く泣く諦めて白谷雲水峡にリベンジし
に行きます。
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宮之浦地区を望みます。
雨の日と晴れの日、一度で二度楽しめるお得感
を感じます。
今は晴れていても午後になるとザーッと降るなんて
こと、屋久島では珍しくありませんが…
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参考
・弥生杉コース (約1時間) 約2.0㎞
・奉行杉コース (約3時間) 約4.0㎞
・太鼓岩往復コース (約4時間) 約5.6㎞
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a.m.8:49ーー白たえの滝
1日目とは打って変わって穏やかな流れです。
憩いの大岩の上にも乗ることができました(楽)
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![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00911-4bf45.jpg)
a.m.9:12ーー太鼓岩往復コース
弥生杉コースとは違い、遊歩道ではなく登山道
になっています。アップダウンも激しい(汗)
向こう岸を渡るときは石の上を渡ります。
小川の清水は冷たく、苔むした景色に目を奪われます。
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a.m.9:21ーーくぐり杉
くぐり杉
・標高:820m
・樹高:22.0m
・胸高周囲:3.1m
・推定樹齢:不明
◎国指定特別天然記念物
倒木の上に杉が根を生やし、二股になった屋久杉です。
土台になった木が空洞になり、人間でもくぐれる形状になっています。
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a.m.9:23ーーシカの宿
屋久島世界遺産登録20周年記念イベントにより
命名。穴の中でシカが雨宿りする姿をイメージ
して名付けられました。
神々の使いといわれるヤクシカには出会えません
でした。出会えたら幸せな気持ちになるヤクシカ
ですが近年、増えすぎたヤクシカの食害により
希少植物など自然生態系への影響が懸念されています。
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a.m.9:25ーー白谷小屋
白谷雲水峡の中間あたりに位置する山小屋。
水場とトイレが完備されているので休憩所として
宿泊したり多くの人が利用しています。
混まないうちに日中の陽が射しこ苔むす森を
拝みたいので休憩せずに先を急ぎます。
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a.m.9:26ーー七本杉
七本杉
・標高:840m
・樹高:18.0m
・胸高周囲:8.3m
・推定樹齢:不明
◎国指定特別天然記念物
幹の先端から七本の枝が四方に腕を伸ばした姿。
台風で折れてしまいましたが、幹はまっすぐに成長
していて見栄えが良いです。
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a.m.9:30ーー苔むす森
最深部に緑が鬱蒼と茂ったこの辺一帯がこだまの
住む森「もののけ姫」の舞台といわれています。
苔好きではなくてもこの場所を主な目的にして
トレッキングする人が多いことでしょう。
ーーかくいう私もそうです
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シシ神様が光のほうから歩いてきそうな雰囲気
目を凝らしましたがついに降臨することはありませんでした。
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a.m.9:53ーー武家杉・公家杉
屋久島世界遺産登録20周年記念イベントにより命名
された屋久杉。
左:苔の鎧を纏った武家のような出で立ち
右:白銀の美しい樹皮が公家のイメージ
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00967.jpg)
a.m.10:01ーーかみなりおんじ
かみなりに打たれた姿におんじ=おじいさんのよう
に感じたという小学2年生の子供が命名しました。
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a.m.10:03ーー辻峠
白谷雲水峡広場から約60分。
苔むす森が白谷雲水峡の最大のハイライトなので
そこで回れ右して帰ると絶景に出逢えないので
もうひと踏ん張りしましょう。
またこの場所に戻ってくるため、重い荷物などは
置いていくことを推奨します。
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a.m.10:09ーー太鼓岩散策ルート
本格的な傾斜の強い登山道が続きます。
ここから太鼓岩までの散策ルートは一方通行です。
上り:230m 10分
下り:350m 15分
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a.m.10:12ーー太鼓岩
一気に視界が開け、爽快なパノラマの見晴らしが広がります。
巨大な花崗岩の一部が露出しています。
叩くと太鼓のような音がすることから「太鼓岩」
と名付けられました。
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屋久島の大自然が一望できる森の展望台です。
宮之浦岳、永田岳、栗生岳といった屋久島を
代表する山々を眺望できます。
ここで寝そべると超気持ちいいです(喜)
混み合うため、お弁当など飲食は極力NGです。
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a.m.10:37ーー女神杉
屋久島世界遺産登録20周年記念イベントにより
命名された屋久杉。
しなやかな枝が巻き付いて木に宿る女神を封印して
いるかのようで私的に一番お気に入りの屋久杉です。
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a.m.10:46ーー辻の岩屋
辻峠から歩いて3分程の場所にあります。
雨宿りや岩を持ち上げている風の写真が撮れる
インスタ映えスポットです。
「もののけ姫」のモロたちヤマイヌの住処のモデル
になっているらしいです。
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a.m.11:12ーー辻の岩屋
さらに奥に行ったら線路が見えてきました。
ここを真っ直ぐ進んだらトロッコ道を経由して
ウィルソン株まで90分、縄文杉まで175分で辿り着きます。
このときはなんだかコースを外れた気がして急いで
辻峠に戻りました。
なぜあの時、スタンドバイミーみたいに
線路の上を歩かなかったのかーー
後悔しても時間は戻ってくるはずがありません。
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p.m.0:31ーー奉行杉コース分岐点
苔むす森をもう一度見に行って白谷小屋で休憩
してから復路は”奉行杉コース”を選択。
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p.m.0:32ーー二代くぐり杉
くぐり杉の近くにあります。
登山道を杉の下に通し、くぐらせるところがオシャレでわくわくします。
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p.m.0:48ーー奉行杉
奉行杉
・標高:820m
・樹高:24.0m
・胸高周囲:8.5m
・推定樹齢:不明
江戸時代に伐採にきた奉行がここで休憩したこと
から名付けられたと言い伝えのある屋久杉。
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p.m.0:53ーー三本槍杉
三本槍杉
・標高:830m
・樹高:25.0m
・胸高周囲:2.7m
・推定樹齢:不明
斜めに倒れた杉の上に新しい三本の杉が毛利元就の
”三本の矢”に見立てて三本鎗と名前がつきました。
数多くの屋久杉の中でも珍しくトップクラスに
おもしろい形をしています。
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p.m.1:01ーー三本足杉
三本足杉
・標高:800m
・樹高:25.0m
・胸高周囲:3.9m
・推定樹齢:不明
3本の根が大きく張り出した足のように伸びて
見えるため三本足杉と名付けられました。
大きな根がそのまま掘り起こされたような姿です。
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p.m.1:16ーー二代大杉
二代大杉
・標高:730m
・樹高:32.0m
・胸高周囲:4.4m
・推定樹齢:不明
◎国指定特別天然記念物
白谷雲水峡の中で最大の屋久杉。
一代目の株の上に二代目が成長したよく見る
タイプの杉です。
空洞化した根元から反対側を覗けます。
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p.m.1:20ーー飛流おとし
花崗岩の大岩の間を豪快に清流が流れていきます。
雨が降らない日が続いても決して枯れることはありません。
ーーここから約300mで入口に戻れます
トレッキングするには歩きやすい靴と服装が最低限
です。防水だと水たまりなど川を渡る際、濡れる
心配がないので望ましいです。
山の天気は変わりやすいという表現がぴったりの
ため雨具は必携のアイテムです。傘は枝に引っ掛
かったりするので安全のため、両手をフリーに
して準備万端にしておきましょう。
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦1593
TELL:0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)
営業時間:8時00分~17時00分
休業日:無休
料金:高校生以上¥500(協力金)
関連サイト:屋久島レクリエーションの森保護管理協議会
屋久島からの帰り道ーーReturn
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00641.jpg)
宮之浦港近くにある「屋久島環境文化村センター」
屋久島の概要から宿の手配、雨の中の観光情報など
丁寧に教えてもらえたり対応が柔軟でサービスが
良いです。
喫茶コーナーもあり、高速船やフェリー、バス待ち
に利用したり雨宿りに最適な施設です。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC01067-c8122.jpg)
いざ屋久島を離れるとなると名残惜しいですね。
高速船しか運航していないため、少し割高ですが
乗り込みます。
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屋久島はひと月に35日雨が降ると言われるほど特異
な環境下にある島です。事実、私が島に滞在して
いた半分の時間は雨でした。
せっかくの休みにはるばる海を越えて来たのに雨
ばかりと憂鬱になりがちですが、雨上がりの苔むす
森など雨の日でしか見ることのできない絶景と感動
が待っていることでしょう。
バイバイ、屋久島。
またいくよ、くるよーー
総括ーーSummary
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白谷雲水峡や縄文杉はガイドなしでも辿り着くこと
ができます。現にガイドなしでトレッキングして
いる人をたくさん見かけました。
しかし、ガイドツアーを頼むと屋久島に関する話
や体力に合わせたコースの選択など楽しみなが
らトレッキングをできるので2人以上で訪れるなら
ガイド付きでトレッキングされる事をオススメします。
屋久島で知り合った人に白谷雲水峡経由で縄文杉
に行くことができると聞いて、自分のリサーチ不足
と久しぶりのお布団の誘惑に負けて1日中寝ていた
心の弱さが恥ずかしい…
もう一泊して縄文杉を目指せばよかったと後悔の念
でいっぱいです。この旅が終わったら必ずリベンジ
しに行きます!(燃)
(次回)ーー噴火は日常茶飯事、レベル3でも
あわてない、あわてない。
ひとやすみ、ひとやすみ。