福岡(博多)ーー中世からの商業都市 Hakata
櫛田神社ーーShrine
757年天平宝寺元年の創建と伝えられ
古から博多津中の鎮守とされてきました。
博多総氏神として最も古い歴史を持っていて
博多っ子からは”お櫛田さん”の愛称で親しまれ
ています。
祭神は大幡大神(オオハタヌシノミコト)
天照皇大神(アマテラスオオミカミ)
素盞嗚大神(スサノオノミコト)の三神
博多駅からもアクセスが簡単で地元の人
問わずインバウンドの人にも人気です。
本殿前にある地下から湧き出る霊泉鶴の井戸。
飲むと不老長寿になると信仰されています。
飾り山笠が一年中展示されていて
祭りに参加しなくてもその大きさを体感できます。
15mほどあるため全体を捉えるのは大変です。
2月の節分時には日本一大きなお多福の面が飾られ
ます。ふくよかな女性のお面でくぐると幸運
を呼び込むと言われています。
住所:福岡県福岡市博多区上川端町1−41
TELL:092-291-2951
参拝時間:4時00分~22時00分
参拝料:無料
関連サイト:http://hakatanomiryoku.com/spot/%E6%AB%9B%E7%94%B0%E7%A5%9E%E7%A4%BE
東長寺ーーTemple
寺伝によれば806年(大同元年)唐から修行を終えて
帰国した空海が最初に創建した霊場と伝えられています。
当初は海辺に位置し長らく荒廃していましたが
福岡藩二代藩主黒田忠之が再建し、菩提寺としました。
境内には福岡藩主黒田家墓所も併設されており
二代忠之、三代光之、八代治高の墓所に参拝
できます。
平成23年に建設した全長26mの純木造総檜
造りの五重塔は朱色の美しい姿です。
本尊の木造千手観音は国の重要文化財。
1992年(平成4)に建立された日本一の木造大仏
は撮影禁止なので直接拝みに行かないといけません。
鎌倉の大仏と同等の大きさの大仏に圧倒されて
しばらく呆けていました。
ーー迫力ありますが見つめられると不思議
と心地よいです
大仏の台座部分は地獄極楽巡りになっていて地獄
の様子がレリーフになっています。その先は
真っ暗な空間で手摺を頼りに進んで途中にある
”仏の輪”に触れると極楽に行けるかも…
日本最大級の木造大仏や地獄極楽巡り、黒田家の
墓所、五重塔など見所がたくさんある博多
のオアシス的なスポットです。
住所:福岡県福岡市博多区御供所町2-4
TELL:092-291-4459
拝観時間:9時00分~17時00分
拝観料:¥50(福岡大仏見物料)
関連サイト:http://hakatanomiryoku.com/spot/%E5%8D%97%E5%B2%B3%E5%B1%B1%E3%80%80%E6%9D%B1%E9%95%B7%E5%AF%BA
福岡アジア美術館ーーArt museum
まちなかにある気軽に立ち寄ることのできる
美術館。テーマが毎回おもしろいため、HPなどで
細めにチェックしてから興味のある催しの際に
訪れることをオススメします。
たまたま見たチラシに「魔法の美術館リターンズ」
が開催されていたので興味を持ち、見に行ってきました。
1階の専用エレベータから美術館のある7階
に行きます。オープンスペースにある
アートカフェでアートや芸術に関する本
を読みながらブレイクタイムなどーー
企画展やギャラリーに行かなくても無料でも
楽しめる場所は貴重です。
水面を歩くと黒い魚が寄ってきます。普通なら
逃げる魚が足元にすり寄ってくる感覚は初めて
の経験でおもしろいです。
箱の中の発砲ビーズが同調して様々な動き、色彩
豊かな映像を表示することで立体的な3D空間
を可能にしています。
無数の発砲ビーズが沸き立つ様は子どもも
大人も心躍ります。
ブーブーと車ごっこをすると走った後に道路
が浮き出てきます。また車を中空に上げると
モニター上で飛行機に変形するので子ども
の遊びの進化を感じます。
福岡アジア美術館のコレクションはどこから
集めたか疑問に思うほど、アート?アート…アートね。
と三度見してしまうようなアジアの近現代美術
を集めたユニークなものばかりです。
進撃の巨人に出てくる巨人のような顔した人形が
遊んでいるかのようです。
長い舌を出した男が並んでいる一見コミカルな作品
ですが、権力の強き者に媚びへつらう社会的風習
を表しています。
廃品を集めて作ったロボット。不定期に音が鳴って
いてスクラップアート好きならたまらない展示です。
閉館ギリギリだったので私以外誰もいなく
順番待ちすることなく思う存分遊ぶことができました。
アートの中に自分が入り込むことができるアートと
デジタルが融合した光と映像を楽しめる体感型
の美術館は未来的で一世紀前の人が見たら
「魔法」のように感じることでしょうーー
住所:福岡県福岡市博多区下川端町3−1 リバレインセンタービル7・8F
TELL:092-263-1100
開館時間:11時00分~19時30分
定休日:水曜日
入館料:大人¥1200 高・大¥800 3歳~小中学生¥600
キャナルシティ博多ーーMall
遊園地のようなアミューズメントパークで
ショッピング、グルメ、映画ーーと
ここに来れば一日中遊べて、何でも揃う夢のような
場所です。
建物の造りから外と隔離された異世界に迷い込んだ
かのように感じます。
噴水ショーや毎日のようにイベントが行われて
いてお祭り騒ぎです。
モールの中に数々のショップが並ぶその中
でも日本中の実力者が一堂に集う
「ラーメンスタジアム」は特に人気があります。
その中で気になるお店が2店舗あったので
少し無理をして2杯食べてきました。
ー札幌ラーメン大地ー
福岡から遠く北海道は札幌。
北海道は最後の目的地のため、我慢できなく
て訪問しました。
「味噌ラーメン味玉入り」¥880
濃厚な味噌と生姜の組み合わせの札幌味噌
を味わいます。
モチっとしたコシの強い縮れ麺は北海道流です。
ー元祖トマトラーメン三昧ー
「元祖トマトラーメン」¥680
福岡生まれの色鮮やかなスープが特徴
の女性を中心に人気のお店です。
トマトスープと野菜の旨味のバランスが絶妙です。
あっさりしつつチーズがパンチとなっていて
2杯目でもスルスルと食べれます。
箸がハート型なのがなんとなくテンション
上がります。リゾットも美味しそうですが
さすがにお腹が限界(汗)
※ラーメンスタジアムはお店の入れ替わり
が激しいため紹介したお店がなくなっている
場合があります
住所:福岡市博多区住吉1丁目2
TELL:092-282-2525
開店時間:ショップー10時00分~21時00分
レストランー11時00分~23時00分
入店料:無料
関連サイト:https://canalcity.co.jp/
総括ーーSummary
美術館のコレクション展は定期的に展示替え
を行っているので毎日のように訪れてギャラリー
を周ったり本を読んだり至福のひとときを
堪能できます。
アジア美術の表現、奥深さ、美しさを新鮮な
気持ちで味わえるのは博多やその近辺に住む
人達の特権です。
キャナルという名の通り、運河のように入り組んで
いて方角がわからなくなります。私のように建物
の中で迷子になったらプチパニックに陥ります。
しかし、そんな時こそおもしろい店やベスト
スポットを発見することが多々あるのでそれを
ひっくるめて楽しめることが重要です。
(次回)ーー屋台の灯を灯せ!食べなきゃ損々
博多グルメ大集合!