【中州屋台】in福岡16ーー博多グルメ天国。中世と現代が混在する商業のまちー後編

福岡ーーFukuoka
福岡(博多)ーー中世からの商業都市 Hakata
博多での初もつ鍋は”おおやま”です。
博多駅内西側地下1階にある博多1番街は気軽に
ソロもつ鍋を楽しめることができます。
 
店内に小さな山笠が置いてあり、いかにも
博多っていうかんじの店構えです。
ーー天井からぶら下がっている電球がなんと
  いうか漢らしさを抑え、お洒落な空間を演出
  しています
 
夕方の中途半端な時間帯なので人影が
まばらですぐにお店に入れました。
 
1番人気の「もつ鍋みそ味」¥1,380
1人分から注文できるのが嬉しいですね。
九州味噌と西京味噌、その他数種類の味噌を
ブレンドして特製のタレを加えたもつ鍋です。
 
甘い味噌ににんにくが効き、十分に染み込ませた
ニラやキャベツ、プリップリのモツがたまらんたい。
 
〆にちゃんぽん麺を入れます。野菜やモツ
が煮込まれたトロトロのスープは味が濃い
ですが極太麺によく合います。
ばりおいしく一度で二度楽しめるところが気に入りました。
 
TELL:092-409-4286
営業時間:11時00分~23時00分(L.O22時30)
     11時00分~15時00分
休業日:関連サイト参照
駐車場:無

関連サイトhttps://www.motu-ooyama.com/

中州屋台ーーStall

那珂川と博多川に挟まれた中州に位置します。
中州は九州最大の歓楽街で、大阪の北新地と共に
西日本一の歓楽街”と言われています。
 
東京ー新宿・歌舞伎町、北海道ー札幌・すすきの
と合わせて日本3大歓楽街と称されることもあります。
 
博多の夜といったら名物の”屋台”へ行きたいと
いう方が多いと思います。
まちに溶け込んだ風景のように日本で唯一の風物詩
が大きな魅力です。
 
グルメではラーメンやおでん、餃子、焼き鳥以外
にも独自のオリジナル料理が豊富で博多の人情
を感じるスポットとして国内外から人気を集め
ています。
 
ばってん、都市化に伴い、屋台数は減少の一途を
辿っています。それでも新規の屋台が参入したり
と昔と変わらず福岡人の食を支えています。
市内には中州以外にも天神、長浜など路上に
新旧入り乱れて約100件の屋台が建ち並んでいます。
 
値段表記のない屋台が多く、屋台初心者は
注意が必要です。恥ずかしがらずに値段を聞いて
から注文するようにしましょう。
 
屋台にはルールとマナーがあります。
気持ちよく楽しむためにも訪問前に一読
していくようにしましょう。
 
店主と常連さんの会話を聞いてるだけでもいいし
会話に参加して楽しい時間を過ごし、旅の思い出
にするのもいいですねーー
 
ゆっくりとした時間を過ごせる屋台の雰囲気は
貴重です。
そんな桃源郷のような場所を失わないためにも
ぜひマナーを守って楽しく屋台を堪能しましよう!

水たき 長野ーーGourmet

店構えの雰囲気から高級感漂うこちらのお店は
創業100年を超える年予約必須のコスパ最高の
老舗。さすが博多ーー
 
ゴールデンタイムに関わらず、飛びこみで入る
ことが出来ました。運が良いたい(喜)
 
水炊き」¥2,800
華味鳥の中でも脂肪分の少ない若鶏を使って
います。柔らかくコラーゲンたっぷり!
 
ベテランのおかあさんが一から作ってくれます。
全て任せれば間違いはありません。
 
白濁のスープはそのまま飲んでもおいしいけん。
どうやってブレンドしたかわからないほど
おいしい酢醤油はゴクゴクと飲み干したい
ほどやった。
 
卵を絹のように広げ、シメのご飯を投入。
鶏エキスのスープをたっぷり吸ったご飯は
旨味が凝縮されています。
 

TELL:092-281-0105
営業時間:12時00分~22時00分
休業日:日曜日
駐車場:無

関連サイト:ー

元祖もつ鍋 楽天地ーーGourmet

創業41年の元祖もつ鍋。楽天地から
もつ鍋が全国に広がっていきました。
ーー〆のチャンポン発祥でもあります
 
もつ鍋満足コース」¥1,990
モツとキャベツの上に山盛りのニラが
どさっと本場のもつ鍋を堪能。
 
火を入れてニラがヘナッとしたら食べ頃です。
醤油をベースにしたあっさり目のスープですが
時間が経つごとに野菜やモツを吸って味を変化
させていきます。
 
歯応えのある小ぶりのモツは食べ応え抜群。
大量の野菜と一緒に瞬く間に体に入っていきます。
 
チャンポン食べ放題は本当にばさらか嬉しい。
調子に乗って3玉おかわりしたらお腹がはち切そう
になりました(汗)
 
作り方や食べ頃のタイミングを丁寧に教えて
くれます。元気の良い接客含め大満足です!
是非また訪れたいお店にノミネートたいーー
 

TELL:092-715-2524
営業時間:17時00分~2時00分
休業日:年中無休
駐車場:無

関連サイトhttp://rakutenti.com/

総括ーーSummary

福岡の屋台に関わらず、終戦後に屋台
は急速に普及していきました。
 
しかし、衛生面の問題や騒音などが問題視され
厳しい規制が敷かれ全国的に屋台が衰退して
いきました。
 
そこで立ち上がったのが福岡の経営者たち。
「屋台の灯を消してはならぬ」と1950年
には組合が結成され、運動や裁判の結果、屋台営業
の許可を得て存続を認められました。
 
それでも問題は解決しておらず、屋台営業
の新規参入は認めない。一代限りという方針
により近い将来には屋台そのものが絶滅する
危機にありました。
 
様々な問題を乗り越え、現在公募で選ばれた
屋台が20件以上営業開始しており屋台文化
を廃らせないよう存続するために取り組んでいます。
 
減り続ける屋台の現状から当たり前のよう
にある屋台が建ち並ぶ光景を見ることができ
なくなる可能性があるため、屋台を体験
してみたいなら早めに訪れることをオススメします。
 
福岡の屋台は地域や行政との共生など問題が
山積みですが時代が進んだ今、未来の福岡
を象徴する夜の風物詩として残るかは
今後の方針次第です。
 
(次回)ーー大丈夫! 今日はコレ、涅槃だから!
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