松江ーー伝統残す水の都 Matsue
麪家ひばりーーGourmet
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03143.jpg)
あごだしを使った白湯ベースが看板メニューである
ーー麪屋ひばり(めんやひばり)
飛魚は山陰では顎が外れるほど美味しいということ
から”あご”と呼びます。駐車場はわかりづらいです
が、少し離れたところに数台停めることができます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03145.jpg)
食べログ第1位、島根No.1の呼び声高く、ご当地
素材を使った「白湯ラーメン」¥780
お店のイチ押し!魚介と白湯のブレンドスープに
麺は中太で完成度の高い一杯です。
さらに上に乗っているピリ辛の肉味噌と魚粉を溶く
と一杯で三度味の変化が楽しめます。
ミニ焼豚丼¥380。ホロホロの焼豚と出汁がご飯に
染み込んでいて一気にかっこんで食べます。
魚介つけ麪などの他のメニューも充実している
ので食べてみたいものです。
TELL:0852-21-5062
営業時間:昼の部 11時30分~15時00分
夜の部 17時00分~21時00分
定休日:元日、1月2日
駐車場:有
公式HP:ー
そば処八雲庵ーーGourmet
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03275.jpg)
松江城の敷地にある武家屋敷の中に
”小泉八雲(ヘルン旧居)”の旧居
八雲が愛した日本庭園など夫婦で過ごしたこの旧居
は1940年(昭和15年)に国の史跡に指定されました。
小泉八雲
旧名パトリック・ラフカディオ・ハーンは
万博や古事記などの影響を受け来日を決意。
松江に赴任し、念願であった”武家屋敷”を
借用。
英語教師として教鞭を執る傍ら、著作家
として文学のジャンルを中心に著作する。
「雪女」「耳なし芳一」などが代表作の明治の文豪。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03276.jpg)
周りに武家屋敷が建ち並ぶ中に溶け込むようにある
ーーそば処八雲庵
敷地内は庭が広がり、11時に関わらず店内は多くの
観光客で賑わっています。幸い待つことなく案内
してもらい席に着くことができました。
席から覗く庭園はきれいに手入れされており、期待
は膨らむばかりです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03278-b2457.jpg)
看板メニュー「鳥なんばんそばと割子一段」
¥1160をオーダーして待っている間店内を
見渡すと有名人のサインが天井の梁や壁に
所狭しと飾られていました。
ーー落ちてきたらあぶないなあ
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03282.jpg)
底が透き通って見えるくらいクリアな出汁に歯応え
充分な鴨肉。シャキシャキな白ねぎ。
そばを一口啜り、鴨肉を食らう。そしてまたそば
を啜る。あっという間になくなってしまいます(笑)
濃い目の甘口醤油のつゆを割子にかけ、ねぎや刺激
のあるもみじおろしをカスタマイズして自分専用の
器を作ります。喉越しが良く香りの強いそばは
わんこそばみたいに何杯でもいけそうです。
最後はそばつゆを頼み、余すことなくそばの旨味を堪能します。
Column
割子
島根県出雲地方の郷土料理
風味の強い挽きぐるみのそば粉を使用した色味
の濃いそばを割子(わりご)という三段重ねの
朱塗の丸い器に盛って刻みねぎ・もみじおろし
・かつおぶしなどの薬味をのせ、つゆをかけて食べる。
松江フォーゲルパークーーPark
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03396.jpg)
花は愛でるだけで食べることもできないので、あま
り興味が湧きませんでしたが、だだっ広い駐車場
にある和風の長屋の建物を見て期待感が高まって
まいりました!
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03298-7b017.jpg)
木造のエントランスでは入園料を払わずに色々な
種類のフクロウに出会えます。
所狭しと飛び回ってるかと思ったら、おとなしく
チョコンと木に止まっています。
ーー夜行性だから仕方ないね
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03391-4f321.jpg)
入口である自動襖を開けて入園料:大人¥1,540
温室ドームに足を踏み出すと目の前に花が広が
って視界が明るくなります。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03387-5cb90.jpg)
松江フォーゲルパークは宍道湖・湖畔の丘陵地に
広がる32万㎡の敷地に面積1万2,000㎡の4つの
展示温室や展望台が屋根付きの回廊で連結された
「全天候型」のパーク。雨の日でも快適に園内
を周ることができます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03304-3aa36.jpg)
どこから周ったらいいのかはパンフレットに順路が
書いてあるのでまずは動く歩道、長い長いエスカレ
ータを上ります。
ゴールが見えません。一体何メートルあるのか
どのくらいの高さまで行くのか。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03308.jpg)
3分ほどしてエスカレータの終わりが見え展望台に
着きます。
標高は松江城と同じ約53m。東西に長い宍道湖
よく晴れた日には大山も望めます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03318.jpg)
木の庇付きの通路を通り、「ウォーターフォール
エイビアリー(水鳥温室)」に順路通り向かいます。
ここでは限りなく自然に近い姿でたくさんの水鳥と
出会えます。
赤色が鮮やかな”ショウジョウトキ”
トキの落としモノに注意してくださいの注意書きが
あるので頭上には常に気を張らないといけません。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03322-f8c4d.jpg)
このアヒルがなかなか曲者(笑)触ろうとすると逃げ
諦めようとすると近づきこんなパターンを3回ほど
繰り返してついには諦めました。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03323.jpg)
他にもトキの仲間、”フラミンゴ”
”モモイロペリカン”など鳥の王国と言うにふさわしい開放的
な空間です。
ふれあい広場は土日祝限定なため、普段近づくと
逃げてしまう鳥たちとふれあうことは叶いませんでした(悲)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03328-ff7b2.jpg)
園内が広いので次の目的地までの通路も長いです。
「トロピカルエイビアリー(熱帯鳥温室)」にはさらに
多くの鳥がガラス越しに見ることができます。
中央には色とりどりの南国の植物が生い茂っていて
まさに花と鳥の共演といったところです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03330-289e4.jpg)
トロピカル繋がりで東南アジアの神話に登場する
ガルーダの像があります。
ジャングルの雰囲気には合っていますが、なぜ
ガルーダ?まさか鳥繋がりってことですか。
ガルーダ
ヒンドゥー教神話に登場する主神格のビシュヌ
神の乗り物とされる不死の神鳥。
インドネシアの国章、鷲をモチーフ。人間の姿
をした姿で世界を支えるほど大きいと言われる。
インド神話において、ナーガ族との永遠の抗争
を続けており聖鳥として崇拝される。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03333.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03334-60017.jpg)
鳥の種類と鳥に関するクイズが豊富で全部周ってい
たら時間がどんどんと経ってしまいます。
パンフレットには約1時間で周ることができると
書いてありますが生態の説明や観察をじっくりして
いると1時間以内に収まりません。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03343.jpg)
雄々しいですね。”ワシノスリ”といって小動物や爬虫
類を捕まえる大型のタカです。
ワシとタカの違いってわかりますか?同じタカ科
なんですけど体の大きさで判別します。
大きめのものを「ワシ」小さめのものを「タカ」
といいます。
ーー素人目には判別できませんね
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03347.jpg)
こんな至近距離でペンギンを見たのは初めてです。
南アフリカに生息する”ケープペンギン”
触れてしまいそうな距離まで近づいてきたので手を
伸ばしてみたのですが、すごい勢いでつつかれそう
になったので急いで手を引っ込めました。
ーーよいこのみんなはマネしないように
しかし、こんな熱帯の気候で狭いプールで大丈夫
なんですかねー。
ストレス堪らないか心配になります。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03353-7977b.jpg)
「パラダイスホール(ふれあい温室)」ではその名の
通り、1カップ¥100でエサやりを体験できます。
飼育員のお姉さんに鮮やかな鳥群がってきます。
エサが貰えるってわかるんですね。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03362-0d484.jpg)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03363.jpg)
水鳥池を眺めながら、園内をぐるっと周る形で
センターハウスに戻ります。
15時ジャスト!ちょうど”フクロウショー”が始まる
ところです。
ーー狙ってたんですけどね(喜)
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/E784A1E9A18C.jpg)
まずは動きの速そうなフクロウが挑戦です。
2人のスタッフが距離を置き、そこから合図を出すと
腕に戻ってくるキャッチボールのような空中ショー
です。頭上すれすれで滑空してくるダイナミックです。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03369.jpg)
続いて一回り大きい鳥です。頭が重そう。気分屋の
ようで合図をしてもなかなか動いてくれません。
何回か呼び、大きな羽をバサバサと羽ばたかせて
スタッフの元に飛びます。
ーーもっと訓練したらハリーポッターみたいに手紙
を届けてくれるのだろうか
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03375-7d21a.jpg)
再び戻ってきたセンターハウスでは年中満開の
ベゴニア・フクシアを中心とする1万種類もの
花が咲いています。
季節、天候関わらず温室内で満開の花を眺め
られます。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03377.jpg)
縁結びのスポットーー幸せの椅子
アイビーゼラニウムの花に囲まれたベンチ。花言葉
は「真実の愛」
深い絆で結ばれたカップル同士、夫婦で座ってみて
ください。
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03379-49e98.jpg)
園内で一番人気のスポット。ベゴニアがハート型に
飾られています。花言葉は「愛の告白」
フォトスポットとして人気を博しています。
寄り道ーーYORIMICHI
A little detour
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03293.jpg)
川辺を歩いていると時々遊覧船が通ったりして風情
ある光景が眺められます。
城下町を水陸両方散策して松江の町並みを満喫しましょうーー
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03289.jpg)
出雲限定の”ぼてぼて茶”
島根県出雲のウケヂャ、ポテポテ茶と呼ばれます。
振り茶の一種です。
何が”ぼてぼて”かというとーー乾燥した茶の花を入れ
煮出した番茶を丸みのある筒茶碗に注ぎ、特殊な長
めの茶筅に塩をつけ泡立てます。このときの音が
「ぼてぼて」と聞こえたことからこの名がついた
といわれています。
さらにお茶の中に十穀米、黒豆、高野豆腐、椎茸
などの煮物やたくあんなどの具財を少量入れると
完成です。非常食として庶民の間食として親しま
れてきました。
ーー少量なので具材感は感じませんがお茶の渋み
が感じられます
総括ーーSummary
![](https://yashizaru.com/wp-content/uploads/2018/10/DSC03372.jpg)
日本三大そばである”出雲そば”
そば処になった経緯としてーー特産地の出雲地方
において、寒さに強く収穫までの期間が短く痩せ
地でも栽培できるそばの実が栄えました。
さらに、松平藩初代藩主の松平直政が松本藩から
国替えとなった際に信濃からそば職人を連れて
きたことでそば食が流行りました。
私は元々花にあまり興味はなかったのですけど
松江フォーゲルパークに行ってみた結果
今はーー花はいいよねえ~
と思うようになりました。山陰地方は雨が多く
外で遊べない時は室内で花や鳥に触れられる
施設が重宝します。
花と鳥、一見共通性がないように感じますが、花の
恩恵を受けている鳥は相当数いて花も花粉を運んで
もらったりと実はウィンウィンの関係ですーー
(次回)ーー神無月と呼ばれない地、八百万の神様大集合!