朝倉ーー筑前の小京都 Asakura
秋月城下町ーーTown
周辺の駐車場は有料しかありません。
前払い制で¥300。一通り周って一番安価
なとこに決めました。
秋月の城下町は自然と城址、武家屋敷が残
されており、町全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
ー目鏡橋ー
1810年(文化7)に築かれた石橋です。
長崎の眼鏡橋の頑丈さから目を付け、長崎から
職人を連れてきて造られました。
花崗岩を使用した橋は国内では珍しく
現役で使用されています。
秋月は、中世以来城下町として発展し
現在も旧城下町の敷地割りや道路・水路網
などの基本構造が当時のまま利用されています。
東・南側には武家屋敷が、西・北側には町家建築
寺社建築などの伝統的建造物群が小城下町としての
景観を残しています。
秋月城まで一直線上に続く桜の名所”杉の馬場通り”
春は桜、秋は紅葉と秋月城という名の通り
日本の風情を感じることができます。
ーー訪れたときは夏だったので新緑のトンネルを通りました
ー日照院ー
杉の馬場から山あいに進んでいくと
緩やかな坂を登った先に”黒田官兵衛ゆかりの地”
があります。
石段は駕籠が城主を乗せたまま、横向きに
昇降したといわれていて幅が広くなっています。
1226年に建立された天台宗の藩主黒田家
の祈祷寺です。本尊の不動明王をはじめ
虚空蔵菩薩が安置されています。
秋月城跡ーーHistoric
秋月城の正門の坂を瓦坂といい、土砂の流れ
を防ぐために瓦を縦に並べて敷き詰めています。
坂の上には秋月城址に建設された
秋月中学校があります。綺麗な木造校舎
が周りの雰囲気によく合っています。
武士っぽい石像を発見。
人工物のようですが、説明書きも書いてないので
気になります。
ー秋月城長屋門ー
この門は秋月藩主黒田家の居城である秋月城
の裏手門として使用されていました。
秋月城内で唯一現地に残っている建物として
原型に近い形で復元されました。
◆Pick up◆
秋月城址 別名:杉本城
築城年:1203年(建仁3年)
築城主:秋月種雄
構造:城郭ー平城 天守ー不明
◯1587年(天正15)九州征伐により秋月城は廃城となる
◯1624年(寛永元年)秋月城を改修し、明治まで黒田氏が治める
ー秋月城本門(黒門)ー
秋月城の表門。現在は垂裕神社の参道の入口
となっています。
ー垂裕神社(すいようじんじゃ)ー
初代藩主黒田長興公(くろだながおき)
を祀っています。
官兵衛の孫にあたる人物で福岡藩の支藩
秋月藩主としてこの地を治めていました。
秋月八幡宮ーーShrine
長く続く小京都的な通りの終着点の山に大きな神社
が見えます。
杉の通りと呼ばれていますが、現在は桜並木が
綺麗なスポットになっています。
歴史ある秋月の中でも由緒ある建造物として
800年に渡り、現在まで受け継がれています。
森に囲まれた八幡宮の境内は静寂に
包まれています。立派な御神木と
石鳥居が並んでいて見応えがあります。
住所: 福岡県朝倉市上秋月1717−1
TELL:0946-52-1428(朝倉市商工観光課)
参拝時間:24時間
定休日:なし
拝観料:無料
公式HP:ー
占いの出店があったので気まぐれに
引いてみました。翌日は日本全国から
ご崇敬を集める由緒ある神社に行く予定
なのにーー
100円入れて自分の誕生日の月日の棚から
おみくじを選びます。
総括ーーSummary
”筑前の小京都”と呼ばれる秋月ーー
花見シーズンや紅葉の時期は渋滞も
発生し、観光客がたくさん訪れる名所です。
福岡藩主・黒田長政の遺言により、長政の3男
黒田長興が福岡藩から分知を受け、無城大名
ながら江戸へ向かい3代将軍・徳川家光に拝謁しました。
将軍のお供をしたり、手伝いなど忠節に励むこと
により所領安堵の御朱印を拝領することに成功します。
その結果、秋月領約5万石の秋月藩主に命じら
れます。廃藩置県に至るまで領内統治に努め
秋月藩を存続させました。
(次回)ーー3社ある天満宮の一つ、参拝からグルメ巡りまで