北九州ーー九州の玄関口 Kitakyushu
門司港レトローーRetro
門司港レトロの魅力は大正チックなノスタルジック
な雰囲気だけではありません。
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昔と今が混在している門司の”今”の部分。
平家伝説のゆかりの地や門司港を手中に収める
かのような絶景スポットの数々ーー
そしてなんと言っても門司港名物の焼きカレーを
紹介したいと思います。
焼きカレーの発祥は「山田屋」という和食店(閉店)
で土鍋にカレーを入れてドリア風にしたところ
好評でメニューに取り入れたという話があります。
門司港は国際貿易港として栄え、洋食文化も発展
していたことから現在では門司港の名物料理として
提供されています。
世界平和パゴダ
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パゴダへの道のりは急な坂になっていて
直射日光の中、虫の息になりながらチャリを押して
行きました。
歩きはおすすめしません。山の上の駐車場は
だだっ広いため、車推奨です
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1950年(昭和33)日本で初めて本格的なミャンマー
様式寺院として建造されました。
パゴダとは英語で「仏塔」塔の高さー27m
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塔の先端には水晶などの宝石が輝いていて
ダイヤモンド・ピナクル(尖塔冠)を冠しています。
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国内では唯一、ミャンマー仏教会より認められた
寺院であり、日本とミャンマーの繋がりが見える
建物です。僧侶によって毎日祈りが捧げられています。
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山を下りる途中にある巨大な壁画。
和布刈第二展望台に併設されています。
壇ノ浦合戦の模様を有田焼の陶板で再現し
ています。平家と源氏の争い、二位の尼や
安徳天皇などその他人物がありありと描かれています。
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ここからの眺めはプライスレス。
海に接した門司港の景色を見ることができます。
住所:福岡県北九州市門司区門司3251−4
TELL:093-321-1033
営業時間:6時00分~18時00分
定休日:なし
駐車場:有
和布刈神社
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義経・平家伝説ゆかりの地。
西暦200年(伝仲哀天皇9)に創建されました。
関門大橋の下にあり、真下で眺める関門橋
と関門海峡はロケーション抜群です。
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平家物語では合戦前夜神宮橘魚彦により
平家の戦勝を祈願したことで知られています。
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神社名になっている「和布刈」とはーーワカメを
刈るの意で毎年旧暦元旦の未明に三人の神職が
それぞれ神社の前の関門海峡に入り、海岸で
ワカメを刈り採って神前に供える神事が行われます。
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和布刈神社から関門橋を挟んだ場所に以前、湧き水
があったと伝えられた、古くは”産湯井”と呼ばれた
史跡があります。
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壇ノ浦合戦後は”平家の一杯水”と呼ばれ戦の最中に
この井戸水でのどを潤したと云われています。
住所:福岡県北九州市門司区門司3492
TELL:093-321-0749
営業時間:9時30分~17時00分
定休日:なし
駐車場:有
公式HP:ー
甲宗八幡神社
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義経・平家伝説ゆかりの地。
門司六ヶ郷の総鎮守であり、源平の戦いの後
源範頼・義経兄弟が戦いで荒れた神社
を再建しました。
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拝殿裏には平家の総大将、平知盛の墓と云われる
石塔があり、昭和28年の大水害の時に筆立山
から流れてきたと伝えられています。
住所:福岡県北九州市門司区旧門司1丁目7−18
TELL:093-321-0944
営業時間:9時00分~17時00分
定休日:なし
駐車場:有
門司港レトロ展望室
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日本を代表する建築家「黒川紀章」が設計した
高層マンション・レトロハイマートの最上階31階
にある展望室です。
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高さ103mから関門海峡や門司港レトロを見渡せる
絶好なロケーションです。
展望室にはカフェスペースもあり一息つきながら
景色を眺めると良いです。
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山の向こうにパコダが見えます。
あんなに高い山のとこまで自転車でよく行ったなー
我ながらがんばったなあと褒めてあげたいです。
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夕空から陽が沈んで門司港レトロがどんどん
ライトアップしていく過程が最高に綺麗でした。
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眼下に見る関門海峡や行き交う船。
下関市街の観覧車や海峡ゆめタワーがライトアップ
されている光景は見ていて飽きません。
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このマンションを建てる際に景観が損なうとか
理由で反対されたそうですが、観光で訪れる人に
とっては門司港レトロの町並みを一望できるため
重宝します。
住所:福岡県北九州市門司区東港町1−32
TELL:093-321-4151
営業時間:10時00分~22時00分(最終入館21時30)
入館料:大人¥300 小中学生¥150
BEAR FRUITSーーーGourmet
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フジテレビの「一攫千金!日本ルー列島」にて
地球が滅亡する時、1番最後に食べたいものはなんですか?
なんてありきたりな質問で上戸彩さんが推した
スーパー焼きカレー。もしかしたら明日地球が
滅亡するかもーーという気持ちで食べてみたいと思います。
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「スーパー焼きカレー+サラダ+スープ」¥1200
店名は”実りの果物”を意味します。
グラタン皿にグツグツとした辛さ控えめのカレー。
その上のチーズの焼き加減が絶妙。下にはトロトロ
とした卵の黄身が隠れていて混ぜるとカレーが
まろやかになります。
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上にかかった”びっくりスパイス”は赤く辛そうに
見えますが、独自にブレンドしたものでルーにコク
と深みが増して味の変化が楽しめます。
TELL:093-321-3729
営業時間:日~木 11時00分~22時00分(L.O.21時30分)
金・土・祝前日 11時00分~23時00分(L.O.22時30分)
定休日:無休
駐車場:無
公式HP:ー
伽哩本舗ーーーGourmet
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横濱カレーミュージアムでNo.1の実績
を持つ門司港発祥の”焼きカレー”
「伽」は日本語で話し相手をする、なぐさめる
「哩」は中国語で料理に使う調味料を表します。
入口から2階へ上がったところのこじんまりと
した店構えです。
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ここ、伽哩本舗は焼きカレーを門司の
ご当地メニューとして確固たる地位を築いた
お店です。
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「シーフードの焼きカレー」¥950
エビ・ホタテ・イカ・バーナ貝、白身魚の
焼きカレーです。
火傷しそうな熱々の器にスプーンを差したとたん
中に閉じ込められた香りが一気に広がります。
甘みのある濃厚なルーに香ばしく個性の強い海鮮が
よく合います。独自のブイヨンスープの風味が鼻孔
を刺激します。
半分くらい食べてから香味油を加え味変。
アジアンテイストになるらしく、これも甲乙つけがたい。
熱々のままあっという間に完食しました。
TELL:083-223-0104
営業時間:月~金 11時00分~15時00分 17時00分~20時00分
土・日・祝 11時00分~20時00分
定休日:不定期
駐車場:有(市営門司港レトロ駐車場と提携)
総括ーーSummary
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門司港駅は明治時代に造られた木造2階建て
ネオ・ルネッサンス建築。駅として初めて国の
重要文化財に指定されましたーー東京駅より先
大正時代の趣のある建築物を期待していたの
ですが改装中でタイミングが悪く、創建時の姿
を拝むことができませんでした。
古いものは新しいものと取り換える。
それは当たり前のこと。新しいものが古くなっただけなのに。
寂しく感じるのはなぜなのかーー
保存修理工事が完了した6年にも及ぶ復原工事の末
大正時代の面影を残しつつ現代のニーズに合わせた
門司港駅にもう一度足を伸ばして訪れてみたいです。
(次回)ーー大人も子供も大興奮、化石の大行進